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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 今回は私達も一緒に戦う事にした。
 私達は道具からポーションを取り出してHP・fpを回復して準備を整えた。
 そして役割分担を決めた。私とレミとセンリでディスマリンを、お姉ちゃんとエミルでディアボロスを倒す事になった。
「2人とも頑張ろうね」
「うん」
「行っくぞーーっ!」
 お姉ちゃん・私・エミルは一斉に飛び出した。
 すると私の後ろで待機していたレミとセンリが杖を構えて呪文を唱えた。
 2人の足元に金色と紫色の魔法陣が浮かび上がると、走ってる私の足元にレミの魔法陣、ディスマリンの足元にセンリの魔法陣が浮かんだ。
「パワードッ!」
「グラビティ・バインドッ!」
 レミの攻撃力増加魔法とセンリの拘束魔法が同時に発動した。
 私の足元の魔法陣から光が溢れると私の頭の上に攻撃力増加のマークが浮かび上がり、ディスマリンの足元の魔法陣から飛び出した鎖が敵モンスターを縛り付けた。
 数ターン動けなくなったディスマリンに私は飛びかかるとレイジング・ソードを振り上げた。
「ストライク・ブレード!」
 私の炎の刃が氷の魔物を切り裂いた。
『ガァァアアアッ!!』
 私の攻撃はディスマリンの胸部を斬り裂いた。
 ディスマリンは冷気系のモンスターだから炎系の攻撃は効果てきめん……、のはずだった。
 振り返ってみるとディスマリンは大してダメージを負っていなかった。
 いや、全く効いてないって訳じゃ無い、効果が薄かった。
「そんな!」
 私は驚いた。
 私は自分自身のレベルだけじゃなくて武器のレベルも上げてる、そりゃ雑魚モンスターじゃないから一発は無理だけど、レミに魔法も加わってる分ダメージを負っていなければおかしかった。
 幸いセンリの魔法のおかげで動く事が出来ないから続いて私のターンとなる。
 私は技コマンドを選択して攻撃する、次に選択したのは高速斬撃だ。
「スラッシュ・モーメントッ!」
 無数の斬撃がディスマリンを斬り裂いた。
 私の攻撃でディスマリンの全身に亀裂が生じて音を立てて崩れた。
 ディスマリンに分厚い氷で体を覆われている、つまり攻撃を通すには氷の鎧を破壊しなければならなかった。
「そう言う事か……」
「コロナ、私も手伝うわ」
 バーニング・ハンマーを肩にかけながらレミがやって来た。
 レミも自分自身に魔法をかけたんだろう、攻撃力増加の印が浮かんでいた。