小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ねとげ~たいむ・エキスパート!!

INDEX|110ページ/139ページ|

次のページ前のページ
 

 Q・フォックスが私達に杖を突き出すと先端から雷撃が放たれて私達を襲った。
「フル・リフレクト!」
 目の前に巨大な光の壁ができると雷撃を防いだ。
 さらに雷撃は1つに纏まってQ・フォックスへ向かって跳ね返された。
『ぐああっ!』
 Q・フォックスは身を仰け反らせてダメージを受けた。
 レミの反射魔法で怯んだ事で隙ができ、私はレイジング・ソードを構えて飛び出した。
「サポートするでありんす!」
「私もです!」
 後ろでレイさんとセナさんが構えた。
 レイさんがダーク・セイバーを順手に持つと刀身に空気が渦を巻いて纏わり突き、セナさんがフリーズ・アローを引き絞った。
「wind・soulッ!」
「ストロング・ショット!」
 レイさんが風遁の術、セナさんが水色に輝く氷の矢を放った。
 レイさんが上半身を捻り、ブラック・セイバーを突き出しすと集めた空気が竜巻となって噴出だした。
 セナさんのは防御力が下がる代わりに攻撃力が2倍になる技を放った。
 そして私のブライト・ソードが輝いて光の斬撃を繰り出した
「ストライク・ブレードッ!」
 光・風・氷の技が放たれてQ・フォックスを攻撃した。
 だけど……
「なっ?」
 私は驚いた。
 後ろ向きだから分からないだろうけど、きっと皆も同じだろう、Q・フォックスが杖を横に構えると、突然稲妻のバリアのような物が現れて私達の攻撃を防いだ。
 そしてQ・フォックスが杖を振って私達の攻撃を払うと、口元を歪めながら言って来た。
『効かぬな、うぬらの攻撃など蚊ほども通じぬ』
「何だってのよ?」
「レイさん、お願いします〜」
「YESでありんす!」
 レイさんはアナライズを使った。
「weak・pointは……、thunderでありんすね」
「だから雷が通じたのか」
「雷使うくせに雷に弱いって……、ドス持つ奴がドス見てビビるようなモンじゃない」
「……その例えどうかな?」
 私は首を傾げながら言った。
 とは言え弱点が分かればこっちの物だった。まだ攻撃してないローネさんは装備を変更、雷属性の弓・ライトニング・アローを手に取った。
 そして矢を構えて弦を引くと、弓が稲光を放つと矢の先端に集まった。
「ストロング・アローッ!」
 ローネさんが技コマンドを選択する。
 セナさんと同じく2倍の攻撃力の雷の矢が放たれた。
 まさに雨雲を裂く稲光のようにQ・フォックスに向かって飛んで行くと奴の体を貫いた……、かのように思った。
「えっ?」