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 一方、ローネさんとセナさんも装備を変更、黄金色に輝く光属性の弓『ブライト・アロー』に変更した。
 2人が揃って弦を引くと、途端周囲に無数の光の矢が出来上がって弦を引いた。
「「乱射っ!」」
 2人が叫ぶと無数の矢が一斉に放たれた放たれた。
 まるでバッタの様に飛び交う光の矢はソルジャー・フォックス達を貫き、モンスター達は消滅した。
 ちなみにレイさんだけど、レイさんは本人が闇属性の武器しか持っていないので、技だけで対抗した。
「skill・оnッ!」
 レイさんは懐から出した小さな玉を放り投げた。
 ピンポン球くらいのボールは空中で破裂すると、周囲は眩い光に包まれた。
 その光に目が眩んだソルジャー・フォックス達は頭に混乱を表示する渦巻マークがついていた。
 混乱して敵味方の区別ができなくなったモンスター達は互いに襲いかかって消滅した。

 忽ちソルジャー・フォックス達は数を減らして行った。
「これで終わりっ!」
『ギャアアアアッ!』
 私の一撃で最後のソルジャー・フォックスが消滅した。
 戦闘が終ると私達は社の方を見た。
 すると親玉は手下がやられて悔しがるどころか目を細めて笑った。
『ホホホホ、中々やりおる、良き余興であったえ』
 敵キャラにありがちなセリフを言ってきた。
 自分の部下の命など使い捨てと言う典型的な悪役だ。
 すると女は言ってきた。
『面白い、次は童が遊んでくれよう、楽しませてもらうぞ』
 すると女の体がふわりと浮かび両手を大きく広げると、カッと目を見開いた。
 大きく見開いた眼が真っ赤に染まると、小さかった口が三日月形に裂け、先ほど障子越しに影で見たのと同じように頭からは耳が生え、背中に9本の尻尾が生えた。
 そしてモンスターの名前が表示された。

『クイーン・フォックス』
 
「早い話が九尾の狐って事ね」
「って事はbig・monsterでありんす!」
 レイさんは言った。
 確かに九尾の狐と言ったらメチャクチャ有名な大妖怪だ。
 狐の妖怪は尻尾の数だけ位と強さが決まり、特に白面金毛九尾の狐と言えば、かつて中国の殷王朝の中王を唆し、暴虐の限りを尽くして壊滅させ、さらにその後はインド(正確に言えば天竺)に渡ってこちらでも悪事を働き、さらに海を渡って日本にやってきても帝を唆した。
 しかし帝が病気になり、一向に良くならない為に陰陽師・安部泰成が正体を見抜き、3万の兵士が今で言うところの栃木県・那須地方まで追い詰められ、心臓を矢で射抜かれて遺体は殺生石に姿を変えたって言われている。
 するとQ・フォックスは地面に降り立ち、右手を夜空にかざすと先端に透明な水晶が取り付けられた水晶が取り付けられた柄の長い杖が現れた。