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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 もう直ぐ時間となったので私はローネさんと集会場へ向かった。
 その最中にローネさんが言って来た。
「コロナちゃんもこれからクエスト?」
「はい、今日はレミともう2人の子と一緒です」
「もう2人って……、エミルちゃんとセンリさん?」
「あ、いえ、あの場にはいなかった別のプレイヤーさんです」
「コロナーっ!」
 するとその時、私を呼ぶ声が聞こえた。
 そこにいたのはレミともう2人、私の知り合いのアバター達が手を振っていた。
 1人は水色の髪のショートヘアと裾の丈の短い水色の和服の様な上半身の服の上から左肩だけショルダーガードのある銀の胸当てと左腕にから下を覆う銀の手甲、右側は黒いグローブ、腰には無数の矢が入った黒い矢筒がベルトに括りつけられた銀色の垂の付いたウェストガード、左足にダガーが取り付けられた銀の装甲の具足を履いた女の子。
 もう1人は鎖帷子の上から黒い忍装束と縁取りが銀色のショルダー・ガード、下半身は黒いタイツとホットパンツと腰に日本のダガーを差した黒いブーツのポニーテールの女の子だった。
「コロナさん、こんばんは〜」
「good・eveningでありんす!」
 ゆったり口調の彼女と英語と遊女言葉が合体した彼女は私に言った。
 前者は狩人の彼女は『セナ』さんで、もう1人は『レイ』さん……、この2人もビギナー・クラスからの知り合いだった。
 2人もエキスパート・ランクに上がってからはそれぞれ弓兵(アーチャー)と暗殺者(アサシン)になっていた。
 2人ともあまりクエストに出かけた事は無いけど大変お世話になった。今日はこの3人でクエストを受ける事になった。
「お待たせしました」
「大丈夫よ、私達も今来たばかりだから」
「no・problemでありんす!」
「って〜、そっちの陰陽師さんは誰ですか〜?」
 セナさんはローネさんを見て言った。
 そう言えばセナさん達は初対面だった。
「始めまして、私は神官のローネって言います」
「ローネさんはお姉ちゃんのパーティなんです、そこでばったりあったんです」
「へぇ〜、そうなんですかぁ〜、ルナさんの〜?」
「oh! ルナサンのfrlndさんでありんしたか」
 セナさんとレイさんは言って来た。
 するとローネさんは右手を上げながら私達に背を向けながら言って来た。
「じゃあ、私はこれで、自分のクエストがありますから」
「え〜っ? もう行っちゃうんですか〜?」
「ええ、私はあんまり時間がありませんから」
 ローネさんは答えた。
 皆と同じで家庭の事情からあまりゲームを出来なかった。
 ローネさんこと唯月さんは家が神社の為に朝が早く、境内の清掃やら家の仕事の手伝いで忙しいのだと言う。
 するとレミが尋ねてきた。
「どんなクエストに行くの?」
「良かったら一緒にgoでありんす!」
「えっ? でも皆さん別のクエストに行くんじゃ?」
「私達はまだ決めてないのよ、グループだから集まってから決めてるようにしてるのよ」
「そうなんですか……、じゃあ、私のクエストを一緒に受けますか?」
「ローネさんのですか?」
「ええ、1人でやるのも味気ないし……、それにアルネちゃんみたいに知り合い多い訳じゃありませんので」
「そうなの……、皆どうする?」
「私は大丈夫ですぅ〜!」
「ワチキもоkでありんすっ!」
「私も構いませんよ」
 私達は答えた。
 ローネさんも承諾してくれて私達は同じクエストを受ける事になった。