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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 それから5日後。
「ちょっと早かったな〜」
 私はオンライン・キングダムにアクセスして街を歩いていた。
 今日は宿題もないし、早く来る事ができた。
「レミ達は来てるかな? まさかね」
 私は微笑した。
 パソコンの時計を見てもまだ30分前、レミ達と合流する前に武具を強化しておこうと思った私は錬金所へ向かった。
 錬金所は街外れにある巨大なドーム状のレンガ造りの工場で、ドワーフの親方に武器と今まで集めてきた素材を掛け合わせて強化を依頼した。
 今日は強化だけだから作り直しはしないけど、武器や防具の数値は結構上昇した。
「よし、これでまた戦える」
 私は武器を確認した。
 すると突然背後から声が聞こえた。
「コロナちゃん?」
「えっ?」
 振り向くとそこにはローネさんが立っていた。
 今は神官だから学園祭の時とは少し違う衣装だけど、大体学園祭と同じ格好をしていた。
 ただ本人が気にしてるのかバスト・サイズは小さめに作られていた。羨ましいってのに……
 エミルは身長を気にして長身に作られてる、皆思うところがあるんだなぁと思った。
「今日はコロナちゃん1人なの?」
「あ、いえ……、レミさんともう2人いるんです」
「そう、まぁ、私は1人だけどね」
「ローネさんも武器の強化ですか?」
「ええ、ちょっと多いけどね」
 するとローネさんは自分のコマンドを開くと自分が所持している武器を見せた。
 コマンドの中には様々な属性を持つ短剣・剣・槍・弓・斧・爪・杖・昆・槌などの種類の武器がびっしり並んでいた。
 しかし私は不思議に思った。それはローネさんのような僧侶職には装備できない武器を集めていた。
 全てと言う訳じゃないけどローネさんは武器を強化した。
 そしてメインとなっているのだろう、龍が彫られた赤い帯と金の柄の薙刀『竜宮丸』を装備した。
 しかしファンタジーは何でもありって分かってる、他のアバターにも和風の井出達をしているのも結構いるし、私の知り合いにも1人いるけどミスマッチ感半端なかった。