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HAPPY BLUE SKY 婚約時代 7

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「デザートはそれだけ?それだけじゃイヤだな。もう一つデザートのリクエスト利いて欲しいな」
クゥの右手は私の左手を軽く握り、赤信号をいい事にクゥは私の耳元でこうささやいた。
「プリンの後のデザートは一美だ。わかった?」一美は少し赤くなってうなづいてくれた。

翌年の3月に挙式する俺達は、神父様の説法を聞いて当日の進行スケジュールを確認して教会を後にし、近くのカフェで一休憩した。一美は今、カウンターでドリンクの注文をしている。
俺はブレザーの胸ポケットに入っているポラロイド写真を取り出した。リーさんのショップで撮影してもらったものだ。1着目・2着目のドレスを着た一美をスタッフが撮影してくれた。サービスなのか、一美は軽くヘアメイクしてもらっていた。また、そのドレス達がよく似合っていた。だから、俺がフリーズしてしまったわけだ。
一美がトレーを持って、テラス席に来た。
「リーさん、クゥをカラかったけどいい人だね。豪快だけど、優しい感じがするわ。日本で言えば肝っ玉据わってるって言うんだけど」
「うん。俺をよくカラかうけど、いいヤツだよ。リーン・マイヤーさんは!ゼミでもさ、姉御肌でよく世話焼いてたよ。あぁ‥一美あまり‥リーに懐くなよ。懐いて俺のカレッジ時代の事を聞くなよ。わかった?」
「はぁい!ね‥ケーキ食べていい?」トレーのシフォンケーキの指差した一美だった。