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HAPPY BLUE SKY 後編5-2

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*ここから‥R18シーンあり
俺はそのままカッジュを腕の中に抱きしめた。カッジュの耳元でささやいた。
「別荘に来た目的はさ、カッジュの新妻演技の練習もある。でもそれは仕事エリアだ‥エリア外でも目的もある。でも‥これはカッジュの気持ちも聞いてから実行したいと思っているんだ。それって何だかわかるか?」

少佐は私の耳に軽くキスして、また耳元でささやいた。
「キスからのステップアップしたい。マンションに帰ったら、こういう機会はナイと思うからさ。もし‥カッジュがOKなら例のお返事してくれよ。言葉はいいから」

例のお返事とは、偽夫婦のドーリーとミサの【アクション】の一つの事だ。少佐はどうか知らないが、私はあまりその方面は経験がない。シャイな私の為に少佐が決めてくれのだ。
【YES】なら首に腕を回す。【NO】なら手の甲を数回叩く。
私の気持ちは‥‥

主寝室のライトのレベルをほの暗くし、俺はカッジュを待った。丘での俺の言葉にカッジュは【YES】の返事をしてくれた。丘の上はライトがなかったが、星空の明るさで、カッジュの顔が赤いのがわかった。それも耳まで赤くしてアクションをしてくれた。

カッジュは今‥バスルームにいる。今頃、赤い顔をしてシャワーを浴びているだろう。途中で倒れないだろうか?俺はいささか心配になってきた。一度ドアをノックしてみようか?中で倒れてたら大変だからな。ソファから腰を上げ立ち上がった時だった。ドアがノックされた。

案の定‥耳まで赤くなっているカッジュだった。俺はサイドテーブルの缶ビールを、カッジュの手に持たせた。
「気付けに呑みなさい。ノド渇いてるんだろう?」
カッジュは俺の手から缶ビールを受け取って口をつけた。カッジュがビールを呑み干すとノドが動く。またバスローブから見えるカッジュの肌の白さに、俺は目を奪われていた。
カッジュが俺の手に缶ビールを返した。
「ありがとう。もういいです」
「うん。俺も気付けに呑ませてもらうよ。久しぶりだからさ」
その言葉にカッジュは、俺の顔を見た。
「俺がまたウソついてると思ってるのか?アーちゃん(アーノルド主任)に聞いてみればいいじゃないか?教えてくれるぜ‥アイツの記憶力はな!」
カッジュが口に手を当てて笑いながら言った。

「‥‥聞けると思ってるんですか?私が」
「聞けないよな。アイツは1ワードで10ワード解析するからな。だから、俺はプライベートエリアはことごとく見破られたんだ。それに3TOP加わってみろ」
「恐ろしい。40ワードになります。だからみんなTOP様怖いんだ。ミラド先生も」
「うん。あぁ‥こんな事しゃべってたら夜が明ける。いいですか?カッジュさん」
俺はカッジュの手を握った。カッジュは俺の手を握り返した。
作品名:HAPPY BLUE SKY 後編5-2 作家名:楓 美風