詩⑪
本日は晴天なり 梅雨が明けるみたいに
沈んだ太陽が 西へと昇るように
曇り空が 去るように明るくなるみたいに
僕の心にも漸く灯りが灯された
何にも縛られることなく 駆け回るこどものように
もう死んじまえって ベランダで身体冷やした
弱くて不安定な僕は 何もかもを投げ出したくなる
その度に救い上げる人がいる
僕はたくさんの人で出来ている
この一つの身体に多くの関わりが刻まれ
僕は1人じゃないと 何度も思う
それは 梅雨が来れば 空が曇れば 陽が沈めば
あっという間に忘れ去られる 儚い存在
この追憶を 2度と忘れないよう
ここに刻む 自己満足な僕の詩