詩⑨
一瞬一瞬が 過去であり未来であり現在である
その瞬く間も無いほどの時を 人はどれだけ大切にして生きれるのだろうか
色褪せ輝き彩る人生を どれ程美しく尊く感じられるだろうか
争い繋がり別れる 糸が織り成す様に繊細な一時が
僕らの人生を深く濃く 命果てるまで作り上げていく
進化していく僕らに 必要ない思い出など無い
全てが後世にまで続いていて 例え歴史に名を刻まずとも 掛け替えのない遺伝子を残してる
その悲しみも喜びも全てが これから生まれゆく生命への宝となる
生きていかなきゃならない 這いずってでも
死んではならない 今は動けなくとも
辛い一瞬も たった一秒で過去へと変化していく
どんなことも過去になり 何れ思い出となる