私は夢見る夢子 エッチな夢を見る
オカダの夢を見た(望んではいなかったが・・・)
いつものように体育館で練習していると、オカダが近寄ってくる。
そして「今度、試合に出ないか?ミックスダブルスに」と言う。
もう、何回か彼と出場してるが勝てないから面白くない。気乗りしないでいると・・。
「試合会場はラブホテル、向こうは若い子たちだけど」と言う。
なんじゃ、そりゃ・・それはスワッピングみたいなものか?
私はエッチでスケベである。
ツレナイ態度から一変、そのホテルでのしあい(試合)に興味を持った。
若い子=小栗旬なのである。勝手に私の妄想は暴走する。
しかし、オカダと組むのか?
勝てるのか?(内容もわからず勝つつもりでいる)
私は負けず嫌いでおっちょこちょい、妄想癖に性欲家であといろいろオンパレードだ。
試合形式はその場で発表されるという。
私はとりあえず、ラブホテルへラケットを持って参戦した。
オカダはラブホテルの部屋案内ディスプレイの前でオタオタしている。
来たことないんかいっ!
何号室?私はイラッとしながら聞く。
こんなとこ人に見られたら・・・あのオカダと一緒に~?と言われるのが嫌なのである。
よく見ると「試合会場はこちら」と書いてある。
1回戦は201号室「回転木馬の部屋」だそうだ。
とりあえず押す。
オカダはキョロキョロ挙動不審。ったく~、歳はいくつなんだ?
201号室の部屋のランプが点滅している。挿入・・・いや、もとい入室。
対戦相手はすでにベッドの上で後背位で準備運動している。
パコパコッ!パンパンッ!
強敵そうだ・・・。
ベッドの周りには回転木馬。そして、ゆっくり回っている。
昔のラブホか?
ここなら親友のエロモリさんは喜んでくるな・・・。
「失礼しま~~す」オカダは頭をヘコヘコさせながら挨拶している。
こういう時は強気で堂々と「オラァ~来たぞっ!」と威嚇せんかいっ!なまぬるい奴め。
さっそくオカダは「僕らも準備運動しましょうか?」と服を脱ぎだした(おい、おい、待て待て)
私は内心「面白そ~」と思いながらも、試合形式も聞いてない。
まあ、ここでするのは「アレ」しかないが、あまりにも急展開だ。
相手の確認もしていない。ルールも知らない。
急にテレビのモニターからフルタチアナウンサーが現れた。
「はい私、試合会場へ来ております。今日は私フルタチが全力で中継致します」とかなんとか言っている。
私は部屋の中を見た。
カメラがあちこちある。
私はオカダに聞いた?
「ねえ、この試合って全国放送?」
「いや、ケーブルチャンネルって聞いたよ」(早く言わんかいっ!)
そうかケーブルか・・・なら、家には引いてないから大丈夫ね(どういう発想だ)
「で、どうやったら勝つの?」
「知らない」
「げっ!」
作品名:私は夢見る夢子 エッチな夢を見る 作家名:股野 特大