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小説を書く―かけがえのない時間

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 小説を書いて発表するということについて、私は色々と感じてきました。
 まずは最近、よくお話ししているように、健康でないと書けないということ。これはやはり、トシを取ったからこそ悟れたのだろうと思います。
 若い頃は、「書くこと」は当たり前だった。でも、段々とそうじゃなくなるんでするね。特に、このところ、「書ける」のはとてもありがたいことだと判ってきました。
 まずは、そのところから意識の持ちようが変わりました。
 後は、結局は自分の書きたい作品を書くしかないんだなということですね。
 これは若い頃から思っていたことでもあるんですが、、、
 受け狙いというか、どんな作品が好まれるかと考えて書いた作品は、あまり他人が呼んでも面白いものにはならないだろうと思います。
―こんな作品を描きたい!
 そういう強いモチベーションが自分の中にあってこそ、生まれた作品はまあ、他の方にも読んでいただけるような作品になるのかなと。
 ある書き手さんが悩んでいました。
―自分の作品はつまらない、読んで貰えない。どうしたら良いんだろう?
 その悩みに、とても共感しました。
 かつての自分、いいえ、今でも私自身の悩みと同じだからです。
 皆さん、厳しい意見が殺到していました。
―書くのを止めた方が良いんじゃない?
―小説サイトは書きたいものを書くところじゃないんだから、もう止めなよ。
―あなたの作品が読まれないのは、つまらないからだよ。
 そんなことはないと思います、と、私は実は言いたいのですが、到底、言うだけの勇気がありません、情けないことに。
 ただ、それらの意見とは少し違うのです。
 基本、無料の小説サイトは、はっきり言えばアマチュア書き手のためのものですから、書きたいものを書けば良い場所だと思います。
 アマチュアという言葉に甘えるわけではないけれど、書きたいものを書いて良いのが素人と職業作家の違いですから、別に自分の書きたいものを書けば良いわけですよね。
 読んでくれる人がいない、、、これは辛いことです。
 でも、大丈夫。そこがネットの良いところで、例えば私のようなつまらない作品でも、読んでくれる人は一人くらいはいます。
 たくさんの読者を獲得したいというのであれば、ちょっと満足はできないでしょうが―笑
 まずは、欲を棄ててみることです。
 書きたい作品を自由に書いて発表できる場があって、一人でも読んでくれる人がいれば良い。
 そう思えるようになったら、きっと意識も変わることでしょう。
 Aさんにとっては「つまらない」と思える作品でも、逆にBさんが読めば「面白」と思えるかもしれない。それは何もアマチュアの作品に限らず、プロの作品でも同じことです。
 世の中は広い。つまらない作品でも、「面白い」と思ってくれる人はいます。
 まずは無駄な欲を棄ててみる。そうしたら、シンプルに「小説を書く」ということの本来のおもしろさが見えてくるのではないでしょうか。  
そして、小説を何のために書くのかと聞かれた時、
こんな風に答えられるようになったら、最高ですよね。
―私が小説を書くのは、誰かと競争しているからではありません。
「誰かを追い抜く一歩より 夢へ踏み出す一歩が大事」
 とある文具屋さんで見つけたポストカード、私の大好きな座右の銘としている言葉でも
 あります。

☆「こんな小説を書きたい!」
 先ほど、雪代鞠絵さんの小説を読み終えて感じたのだが、つくづくこんな作品を書きたいと思った。
 読んでいる中、読み終えた後に何か沸々と力が湧いてくるような作品だ。
 そして、その中にワクワクドキドキや時めきが入っていたら、これはもう言うことはないと思う。
 私は「健気で前向きな主人公」に弱い。弱いというより、大好きである。大きな障害があっても、物ともせず雄々しく乗り越えていくキャラが好きだ。ただし、この物ともせずというのは、何でも難なくこなせてしまうスーパーウーマンではない。
 ごくごく普通の女の子(男の子)が次々に見舞う試練に戸惑い、傷つき悩みつつも、勇気を出して立ち向かっていって、最後には幸せになれるという話である。
 これはあくまでも私の個人的な好みの問題ではあるが、主人公はあまり完璧でない方が良い。完璧すぎるよりは、ごく普通の凡人があるときは悩み傷つきつつ、様々な壁を乗り越えていく方がより身近に感じられる。恐らく私自身がそういう凡人だからかもしれない。
 能力的にも優れた人なら、多少の困難は乗り越えられて当たり前という気がする。読者である自分自身に近い―親近感を持てる、ごく普通の人間が地道に困難を解決してゆく方がリアルさを感じられるのである。
 その上で、読後に
―生きるって、良いな、人間って素敵。
 今回の雪代さんの「有栖川家の花嫁」についていえば、人間と人間の繋がりって、素敵なだなと思わずにはいられなかった。
 ささやかな人生、毎日ではあるが、それなりに多少の試練や困難はあるから、こういう風に読んで力づけてくれる小説は良い。
 何より「生きるって、棄てたものじゃない」と思えるのは何と素晴らしいことか。
 それは時代物であれ現代物であれ、男女間の恋愛ものであれBLであれ、ジャンルを問わない。
 読んで勇気の出る作品に「国境」はないのである。

☆マラソンをまで走り終えたような清々しい気持ち&次の別のコンテストに向けてレッツゴー☆

皆様、おはようございます。
 連休も後半に入ろうとしてるのに、肝心のお天気は曇り空です。
 後半は末っ子と遠出したいな~、なんて考えているのですが、どうかな?
 さて、今日は「鉛筆の日」なんですね。
 鉛筆に関する想い出は、小学校低学年の時、祖母に誕生日プレゼントとして貰った可愛い鉛筆です。
 アニメ「アルプスの少女ハイジ」の柄がついていて、箱に入った一ダースもの。
 当時としては、デパートで買った高級品? でした。
 もう、嬉しくて嬉しくて。後はやはり親類の方から戴いた一ダースの鉛筆。可愛らしい、いかにも元祖少女漫画といった女の子のイラストがついていて、お揃い柄の消しゴムつきでした。私、これが使いたくて使いたくて仕方なかった―笑
 ですが、母がしまいこんで、なかなか使わせて貰えませんでした。たぶん、HBだったんじゃないかな。小さい子には今は6Bとか使わせますよね。
 私のときは低学年はBか2Bが推奨されていました。だから、貰った当時はまだ使わせて貰えなかったんだと思います。
 だから、私にとっては余計に「特別感」のある鉛筆でした。
 さて、話が変わりますが、、、
 昨日、参加している小説サイトでコンテストの結果発表がありました。
 夕方に発表があるらしく、見に行ったのは夜遅くでした。
 当然ではありますが、残念な結果でした。
 ただ、結果は同じですが、気持ちは今までと少し違います。
 二年前、私はやはり、このコンテストの結果がきっかけでサイトを離れました。
 やはりコンテストの結果通知というのは一人で受け止めたいという私にとって、公開発表というのがどうにも耐えられなかったからです。