小学校テロ事件
だが、2~3人の女子が、ある条件を受け入れてくれるなら、SEXしても良いと名乗りを上げた。
好きな男の子なら、しても良いと提案してきたのだ。
指揮官は、またも感情を抜きにして、。
仕事をした。
指定された男子は、嫌がった。
だが、生きるためには仕方がない。、その男子は、悩んだ末に了解した・・・
聖職者たち、、教師や、警察官は、とても複雑な心境だった。
危機から免れるのは、うれしい。けど、倫理的な罪の意識に蝕まれていた。
葛藤があった。
軍上層部も、総理大臣も葛藤していた。
だが、まだ核爆弾と決まった訳ではない。
核爆弾ではないことを祈り続けていた。
時間10:50
爆弾が、ようやく、掘り起こされた。
掘り起こされた爆弾は、重金属で覆われている。
幅、2m、高さ50cmほどにもなる。
軍による分析が始まった。。
軍人の顔は恐怖にゆがんだ。
絶望を感じている様子である。
軍の動きは、急にあわただしくなった。。
軍は、本物の核兵器と、断定したわけではない。。。
万が一にも、巧妙に見せかけたダミーである可能性もある。
むしろ、その可能性のほうが高い。
だが、核が本物か偽者であるかは、関係ない。
彼らは、最後まで、決められた任務を遂行するだけなのだから・・・
時間10:53 順調に余興2時間目は実行された。
テレビ報道陣は戸惑いながらも、懸命に職務を遂行した。
親達から悲鳴の声。テレビの向こう側で興奮を隠せない人々。
怒り狂う聖職者。。。
ありとあらゆる感情が、交錯していた・・・
そうして、余興2時間目の犠牲者のお陰で、皆の命は救われたのだった。
時間11:00 現在の校舎人数615人
ーーーー核兵器 部屋で、ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
指揮官東田は、壁を強く殴りつける。何度も殴りつける、
助かったことへの喜を感じてしまう・・・そんな自分が許せない。
罰を与えるように自分を傷つける。。
解体チームは、懸命に解体作業を続けている。
だが、チームの顔色は悪い。
チームの想定の想定よりも遥かに超えた解体困難な罠が爆弾に張り巡らされていたのだ。。
チームは、いつ解体が完了するのか、断言できなかった。
指揮官は、絶望的な状況を把握し、上層部に報告する。
程なくして、軍部上層部から命令が出る。
一般人が校舎に入れる許可が下りたのだった。
この命令は、助からない場合の最悪のケースを想定したものである。
親達は、どちらにせよ避難しない。
ならば、今のうちに、子供達に会えるようにしよう。
そういった、配慮を込めた命令であった。
11:10分
一般人が校舎に入れる許可が下りる。
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ーーー運動場 外ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
親達の前に、メガホンを持った軍人が現れる。
校舎に入れる許可をくれる説明を始める。
「今現時点で、この危機を脱する可能性は50%、、わからないという状態です。
この校舎の中に一度入れば戻ることができなくなります。
また、皆さんがご存知の余興3と4に関しても、対応策が無い状態です。
もし、仮に、余興3.4をしても良い、もしくは考えたいと思う方々が居れば、
11:40までに、音楽室へ集合してください。
この言葉が理解した人だけ、列に並んでください。
躊躇しつつ行く者。
行かない者。
迷わず行く者。周りに影響される者
いずれにせよ行く者の殆どが、この学校の生徒の親であることに変わりは無い・・・
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ーーー6年生教室にて、ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翔太「あ!!お母さん来てくれた」
翔太は嬉しそうに甘える。
クラス中に両親の姿があり、にぎやかになっている。
それを羨ましそうに見ている大介に、警官カエデが声を掛ける。
カエデは、大介の話し相手になっている。
「よ!寂しいのか?少年よ!!お姉さんのオッパイでも吸うか?
「だだ!!だれが、・・んなオバサンの腐った乳・・・」
大介は、顔を真っ赤にして怒り狂っている。
「誰がオバサンだってーーーーーーーーーー!!??」
カエデは、冗談のつもりで脅したが、冗談が通じなかった。
さっきまで赤色だった大介は、ションボリしおれて、ブルーになってしまった。
カエデは、話題を切り替えることにた。
カエデ「大介くん、警察官のこと、どう思う?
大介「どうって・・・まあ、好きでも嫌いでもないし・・・
「俺は、それよりもスワットが好きだ。
「テロリストを華麗にやっつけるんだ。
「あの、戦闘服もみたいなのも超カッコいい。
大介は、話に食いついてきた。
この話題が、気に入ったようだ。
カエデは「所詮は子供」と、いう目になり、会話を合わせる。
カエデ「大介君なら、スワットになれるよ。。
大介「え!?ほんと?
カエデ「君のその視力は武器になる。。
遠くからの攻撃するスナイパーとか、適任だよ。
大介「え~~~~
俺は、もっと近距離で、犯人を制圧するのがいいな、
遠くからチビチビやるなんて、弱い者いじめみたいじゃん。。
大介「スナイパー以外では、なんか無い??
カエデは、お笑いのツッコミの要領で、キッパリ答える。
「無いね!!成りたいなら、努力しまくって勉強することだね」
大介「えーーーーーーーー!!勉強嫌い~~~」
2人の会話は続いた。
カエデは家族の話。仕事の話、いろんなことを大介に聞かせた。
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時間11:30 現在の校舎人数1163人ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
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親達のいくつかが、音楽室へ向かおうとする。。
自分が犠牲になることを覚悟している。おびえて体が震える親もいる。
その覚悟を知らずに引き止めようとする子供達
「どこにいくの?一緒に居てよ」
言い訳を考えて困る親。
何も言わずに行ってしまう親。
いずれにせよ、子供達は、軍人に抑えられて、教室の外に出られない。。
低学年の子供達は泣くばかり。。。
音楽室では、、勇士100人が参加をしていた。
親達は、校舎に入る前から決断していた。
親達は、子供を見殺しに出来ない。かといって自分が犠牲になるのは怖い。
他人が名乗りを上げるのを待ちたい。
けれど、他人任せにすることも罪の意識を感じる。皆が悩んで苦しんだ。
相談しあった結果、くじ引きで決めるルールをグループは作っていた。
「くじ引きで当った夫婦は、余興3,4時間目をを実行しなければならない。」
再度、確認が行われた後、くじ引きが始まった。
だが、これは、決まったことではない。
核を解体するか、校舎の人間を3000人にすれば、余興は避けられる。
皆は、希望を捨てなかった。
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現在、校舎人数1830人
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○翔太編○
僕は、お母さんに呼び出された。