どぉしてぇ?
「…その服は、何? 」
ミニサッカーの試合の日。
グランドの現れた綾さんを見て、翔君は固まりました。
「可愛く…ない?」
「─ そう言う話じゃ、無いでしょ!」
「…じゃあ、何?」
「何で、そんな短いスカート…履いてるの!?」
少し声を荒げた翔君に、綾さんは平然と答えます。
「えーと、動きやすい服装…して来てると思うんだけど。」
「─ その格好で…ボール、蹴るつもり?」
「うん!」
「…」
「ダイジョーブ! 私、見えても気にしない人だし!」
真剣な目で睨む翔君を、綾さんは茶化し続けました。
「うそ嘘。ちゃんと見えても構わないの、履いてるから!!」
「─ みんなが来る前に…着替えて。早く!」
「面倒くさいから、い~や~」
してやったり顔で、舌を出す綾さん。
翔君の顔に、渋い表情が浮かびます。。。