何だと思う?
昼休みの昼食の後。
「下校時間前って、結構人がウロウロしてるから…」
ペットボトルに手にして、お茶で軽く口を潤す桔葉さん。
「─ 犯行時間は、目撃者が少ない早朝だと思うんだよね。」
睦月さんの視線を感じつつ、ペットボトルの蓋を閉めます。
「誰よりも早く、学校に来れば、待ち伏せ出来ると思うんだ。は・ん・に・ん!」
「…」
「当番の先生に確認したら…明日学校の門を開けるのが、7時だと言う事だから──」
桔葉さんは顔を歪めました。
「…ろ、6時50分に、校門前に集合。。。」
窺う視線で、睦月さんが確認します。
「私には、異存ないけど…」
「─」
「桔葉の方、ちょっと朝早いけど…大丈夫なの?」
「め…目覚まし時計掛けて、が…頑張って起きる。」