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紀之介
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何だと思う?
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3日目の朝の教室。
「─ 今日も、置いてあったんだ…」
頷いた睦月さんの前には、敷かれたピンク色の紙の上に、ハートの形の石が4個 置かれていました。
「1・2・3と1個づつ増えるのかと思ったら…1・2・4の倍増だったんだね」
何度か頷いて得心した桔葉さんは、ジト目で睨む睦月さんの方に向き直ります。
「現場、押さえる?」
「…え?」
「色々段取りがあるから、詳細は昼休みね。」
作品名:
何だと思う?
作家名:
紀之介