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ヘケラン西中
ヘケラン西中
novelistID. 61877
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ニートが親を殺すストーリー(やや、ノンフィクション)

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___からだ


だから勘違いだ。

誰も悪くない。

僕の努力が足らないだけ

今日頑張れば

明日報われるかもしれない。

諦めたらそこで終わる

諦めたら、本当に徒労になってしまう。

まだやれる

僕は負けない

胃の痛みは回復してきた。

だから大丈夫。

よし、頑張るぞ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーー
ーーーーー

4月27日

PCの時刻を見るとの9:00
いつもなら、父は、仕事に出かける時間である。

僕は、いつも父に怯えていた。
いつ、「仕事をしろ」と言われるかが、
不安で溜まらない。
何一つ成果があがらないことを実感させられる凶器の言葉、「仕事しろ」

全ての努力が無駄で終わってしまった真実を認めるのが怖い。

健康を失っただけの事実と向き合う空しさ

スネばかりかじる自分が情けなくて父に合わす顔が無かった

僕は、今日も布団のなかで、寝たふりをしていた。



突然心臓が高鳴った。
父親が、何か話しかけている

僕は、恐る恐る、布団にしがみついた。

その後何が起こったのか理解するのに、しばらく時間を要した。
突然のことで、頭が整理できなかった。
僕は、「捨てて来い!」と言われたゴミ袋を眺めていた。

次第に僕の中のゴミが、見えるようになってきた。

ただ、僕は、一番、否定されたくない相手に否定された。。。
ただ、僕は、一番、認めて欲しい相手に、認められなかった。
ただ、僕は、一番、嫌われたくない相手に嫌われてしまった。
ただ、僕は、一番、必要としていた相手が、僕を必要としていなかた。
ただ、僕は、一番、
ただ、僕は、一番、
ただ、僕は、一番

僕はもう、自分が消滅していくのを止められない・・・

「畜生畜生畜生。。。」」


僕は、何をしているのか、、、
部屋がグチャグチャになっている。
僕は何をしているのか。。
手がちまみれになっている。。
僕は何をしているのか。。。
母を泣かしている、、、


気がつくと、涙が垂らした母が、倒れていた。

僕はもうだめだ・・・。

――――自分が消滅する。。

僕は台所へかけていき
出刃包丁を取り出し、刃を強く握った。。
ごめんなさい。ごめんなさい。
僕は、この言葉を心の中で連呼した。

あなたにとって、一番大事な私が、あなたに手を上げてしまったこと
あなたにとって、一番大事な私を私自ら殺してしまうことを許して下さい・
あなたにとって、一番大事な私が親不孝であること
あなたにとって、一番大事なわたしが、不出来なことを



僕は、包丁を大きく振りかぶって、勢い良く力をこめた。
けれど、父が止めにはいり、もみ合いになった。
僕は、ゆずれない、
僕は、自分がいらない。
こんな惨めな自分は消えた方がいい。
消えなければいけない。

だから、負けられない。。。

そうして、もみ合ううちに、力が抜けて軽くなった。。。
僕の前には、包丁の刺し傷から出血している父の姿があった。。
父は、動かない、起きない。。起きてこない・・・

僕にとって、あなたは、何だったのでしょうか?
僕にとっえ、あなたは___

起きてこない父を母が見てしまう。。。
僕が殺したことが、母にわかってしまう。。。

あなたにとって、息子が、旦那を殺すことは、どう思いますか?
あなたにとって、息子が、旦那を殺したらどうなりますか?
あなたにとって、息子が、旦那を殺した後、生きていけますか?
あなたにとって、息子が、旦那を殺した後、死にたくないですか?

嫌だ嫌だ。
僕は心中でさびながらも
腕がとまらない自分をみていた。
母の身体を裂く刃。。
目をそむけても、目に飛び込んでる、顔
僕は一体なんなんだ?
何をしているんだ?
母さんが大好きだった。
大好きなのに。。。
嫌なのに腕は止まらない。

痛いという声が聞こえる気がする。
気がするだけで、何も聞こえない。
聞こえるのは僕の声だけ、痛いのは僕の手。・・・
もうすぐだから、もう直ぐだから。。。
楽になるから・・・



外は雨が降っていた。
僕と違って皆傘をさしている

まるで何事も無かったのように、歩いてる。
平和なやつらに、地獄を見せ付けるチャンスであると思った。

僕は、僕の人生をこの一撃で、償う。
僕は、声にならない声に全ての感情を乗せて、突き刺した。










清一はベットの上にいた。
清一は、パソコンの時計を見た。
カレンダーの日付は、4月27日、朝9時少し前

今日も清一は、布団の中で、父が会社に行くのを
待っていた。

清一の部屋に父親がいる
ドア越しに、父は喋った。
「清一起きてるか?」

清一は、返事をせず、寝たふりをしている。

父は、部屋を見渡していた。
部屋の入口は、ゴミ袋でふさがれていて、空気が閉じ込められていて
紙やら、テッシュが散乱して汗臭い異臭を放っている。

清一は、起きることなく布団に中




「ええ加減せよ」

「毎日毎日、ぐーたらして、、、
 このままで良いと思ってんか?
 いいかげんに仕事せい!」



「怖がって社会にでられん自分を情けないとを思わんのか?

「自分が変わろうとは思わんのか?

 お前と同世代の人らは、皆、社会に出てはたらいとるで、

 お前は、おちこぼれか?
 仕事せんノンやったら、家を出ていってもらうぞ。」


父は、言い終わり部屋の戸を閉め、会社に行く支度をしていた。

その間、清一は、思いつめた様子で、部屋を徘徊していた。

徘徊していたと思うと、突然、喉をかきむしり、何かを吐き出そうとすかのような、
仕草をして、

「あああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼あああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああああああああああああああああああああああああ嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼ああ











奇声を上げた。


清一は椅子を投げつけて窓ガラスを割った



清一は、鬼の形相で、部屋を破壊する

ゴミ箱をけとばし、パソコンを殴る。。

窓ガラスが割れた音で、両親が駆け寄ってきた。

両親は、清一をみるなり、放心状態で動けない

清一の暴走はとまらず。。
物を壊していった。

清一の顔は相変わらず鬼の形相で納まる気配はなく、、

破壊された物の残骸で手を傷つけ、、血の色で手は染まり、



母は、泣きながら止めに入った。
「お願いやめて!」

その声に清一は反応せず、