小説家なんてなれないのだからさ、働こうよ(笑)
つよーい魔力がある人がいて、研究しながら未知の魔法を発見して、「この魔法は世界に必要なので使います」と、念ずると、不思議なことに、その日から皆使えるようになる。才能により練習は必要になるものの、皆、漠然と魔法の使い方を悟っている。
昔は神様がいて、使っていい魔法とそうでない魔法とを線引きしてたらしい。神様同士の会議が神様自身でも見えない世界でおこなわれてた。神様同士はテレパス的で議論してるつもりはなくて、神様同士が価値観を常に把握して状況を判断してたそうな。だからもし犯罪者がテレポートで国外逃亡しようものなら、テレポート能力を消すこともできた。
神様が一人につき1つついてた時代は神様が宿主に犯罪を犯させないように説得とかしてたらしいけど、
ちなみに神様も万能じゃないから、トラブルがあったらしくて。異世界人を連れてきたはいいものの、折り合いが悪くて帰りたいって言い出されることも。でも一度連れてきたらダメというルールで、もし帰るなら他の神様も説得しないと、元の世界へのテレポートを許可しないらしい。
どういうわけか神様は情報漏れを強く心配してて、だから神様の多数決は多くの場合、帰還は許可されない方向性になりがちだったそう。
異世界人は肉体が滅んで転生してきた場合も多かったらしく、突発的に死亡などで事の経緯説明する暇がないとかで、魂を無許可で連れてくることもあり、あとで宿主とトラブルになるそう。
仲良くできると思って連れてきたけど、そうでない場合は連れて来た神様が見る目がなかった証拠だから、責任感じて宿主に甘い態度をとるようになって、犯罪を容認してしまうなんてこともあったらしい。
魔法陣も不思議な存在で、図の形と魔法効果の関係性に法則性があり、パターンを1つ発見すると、芋ずる式に新たな魔法陣と関連魔法を発見できる。
魔法陣のパターンは無限大で全部でいくつかるあのか、政府は5000くらいは解明してた。もし日本のスーパーコンピュータでパターン計算したら、もっと沢山解明できるきがするな。あっの世界はそういうアイテムはないから。
魔法陣の良いところは、個人の才能に関係なく、誰でも使えたことなんだ。
実際の戦闘だと地面に描く時間が掛かるから役に立ちはしないけど。実生活においてはすこぶる役に立つ。地球人してるとそのありがたみが良く分かる。
俺は暇になると
魔法陣をつい書いてしまう。癖みたいなも。
お気に入りだったのはやはりテレポート だな
マーキングしとけばどこへでも飛んでいけるしね。買い出しも簡単だし。
商店街には大体魔法陣がセットしてあつまて、わざわさを書かなくても使えてたから、便利だったなあ
ホームレスとして生活する場合も、魔法陣つかえば火だせて寒さを凌げるし、暑ければミニ吹雪できるし。体力回復もできるし。
でも、テレビとかゲームはないのだよなぁ
漫画や雑誌えろ、小説なんて文化もない。
魔法とそれらの文化、どちかしかないとしたら
どっち選ぶ?
難しい問いだ。
ところで魔法陣は道具に印字して使われることも多かった。小さいと威力はその分落ちるのだけど、重ね書きすることで、事実㊤パワーアップするから、旅人なんかで魔法を携帯したい人には、必須アイテムになってた。
杖や棒に印字して使う時代もあったんだろうが、オレの時代はもっぱらカードだった。
たしか
敵国の魔法封印装置も細かなところで、いろんな魔法陣の作用が組み合わさってできてたから、作ろうと思えば母国の技術でも作れたかもしれないな。仮に敵国がつくってなかったら、母国が作って戦争仕掛けたんだろうか
考えてもわかんねーな
魔法陣は暗黒魔術という分野があって、人の命を代償にて大きな協力な魔法がつかえる。
のだが、前に書いたように使っていい魔法とそうでない魔法が決められていて
だけど、魔法封印装置なんていう馬鹿げたものもあるくらいで、魔法の制限を解除することくらい、可能なわけで
素人がてきないだけで、専門家が集まればチートがいくらでも生み出せてしまうという仕組み
魔法陣はたしかに手軽で便利だけど、使い方では悪にもなる可能性もある諸刃なわけである。もしかすると、いつか魔法陣そのものが制限されてしまう時代が来ることも、あるのかなと
俺のいた時代は争いの時代でもあったから、学校では剣術と大人になると徴兵が義務にされてた。魔法は攻撃以外にも回復や補助系があるから、かならずしも能力に優劣がつけにくい傾向があって
しかし剣術となると、模擬戦にて明らかに優等生組と劣等生組に別れてしまうわけで、勝てばいいけど負け組みは自尊心を保つことができない。
戦時下だったのもあるだろうけど、強者が正義として奉られ、敗者は存在意義を否定される。皆それが当たり前過ぎて疑問にすら思わなかったけど、
戦時下は強者の理論が正当化されやすく、でも強者に限って敗北を経験してないから弱者の痛みを知らなくて、鈍感で
加減するという事がわからない人が偉くなってしまい政治を動かすから、紛争が悪化したんだろうな、と今になって思う
敗者は存在意義を否定されてるから、何とかして自尊心を取り戻さないといけない。徴兵されて、国の為に犠牲となることが、そのまま自己価値の正当性に関わる
日本戦時下での洗脳教育とよく似たことが、俺のいた世界でもされとったんやな。死んで今更ながら気付く。
俺が最初に兵役で配属されたのは南地区の防衛戦で、後方支援(回復担当)だった。
戦況が激しくなると前線の国境近辺にも行ったりして、敵の数、敵の座標を目視して、その映像(敵の配置)を後衛に電波で知らせて、遠隔攻撃のサポートなんかもした。その頃は子供ですら戦場に送るような感じで
スパイになるのはそのすぐ後で、戦場より危険な任務かもしれないけど、引き受けたのは、戦いの中で子供の死を観るのがつらいからで
どうやら、同士諸君に仲間が紛れていたようだ
暗号を解読してメッセージで知らせてくれた。
その方はオレと同じく小説を書いていて、覚せい剤の実体験を元にした小説をネットにアップしている。
「福岡時報」で検索すると繋がれるらしい。
福岡時報さんの前世は有名な音楽家一族の生まれで、音楽家として将来のエリートコースが宿命づけられたものだったそう。
あの時代は飛び抜けた芸術性がある人は徴兵を免れることができたから、戦場とは無縁の人生を生きてた
しかしながら、戦後、植民地にされた際に奴隷同然な扱いを受けたらしく、今でも怨みが消えないそうで
奴隷を使うのが主に富裕層だったから、それがトラウマになり、地球人として転生のしたあとも、金持ちを見ると吐き気をもようすのだそう。そのストレスから逃げる為に覚醒剤に手を染めてしまったそうで、
しかしながら覚醒剤を使ったところでトラウマが解決するわけもなく、ただ刹那的に覚醒剤を使い副作用で幻覚妄想になり、また薬が切れると鬱病みたいな症状がでで、財産を覚醒剤に搾り取られてからは、ようやく前を向けるようになったそう。
しかし、失った物も多くあり、今は小説を売る事でなんとか過去のマイナス分を取り返したいそう。
作品名:小説家なんてなれないのだからさ、働こうよ(笑) 作家名:西中