死痛苦のシナリオ
おそるおそる手術室を覗く
「そこで何をしているのですか?」
背後から呼び止められる。
驚いて振り向く
ホテルマンだった。
「あ、あの、地下はどんな所なんかなと思って・・・つい、
「・・・・
周りを見渡しながら
「ところで・・・この部屋は・・・」
「驚きましたでしょう。この部屋をお客様に見られては困るので降りれないの様にしていたのですが・・・」
「み、見られては困る?」
笑みを浮かべる
「だって怖いでしょう。ホテルにこんなものがあったら・・・」
「そ、そうですね」
「実はこのホテルは昔病院でして、それをオーナーがリーフォームしてホテルに改造したのです」
「昔、病院だった・・・もしかして、何人も人が死んで・・・」
「ええ、病院ですから・・・手術が失敗する事あるし、看取られてられて亡くなった方沢山います。、ちなみに死体安置場もあります。と、すみません。怖がらせるツモリはないのですけど、ここを見た方には説明しないと・・・『何か勘違い』をされては困りますので。」
「勘違い?」
「・・・とにかく他のお客さんには内緒でお願いできませんか? バレてしまうと商売があがったりなので・・・」