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「親はデブと甲斐性なし」

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「そんな馬鹿な! まさか我が子が父親を殺してしまうなんて!」

「うちの息子は神様の生まれ変わりだったはずよ? 宇宙人に言われたもの!
刑務所に入れられて犯罪者人生を歩むなんて納得できない。神様なのに納得できないわ!」

母親は不眠症を患っていて幻覚や、妄想癖が強かった。世間でいえば妄想障害、統合失調症なる病名が付くのだろうが、母はそれらの障害を特殊能力として解釈していた。

たとえば集団ストーカー問題。、統合失調症の患者が陥りやすい病で、いつも何処かで誰かに見張られストーカーされている様に思い込む。当人にとっては実際に声を感じるから、幻聴だと思えない。

集団ストーカーの概念は母の解釈だと、ごく身近な者の強い念を不完全な形(テレパシー)として受信している。統合失調症の多くは、所得の少ない社会的底辺層であり、親は子の存在に不満を持ったり心配したりする。親が自分の事しか考えない傲慢タイプならテレパシーはタイレクトに悪意が伝わり、子供は親を見限る。しかし、下手に愛があったり、偽善めいてると、あれこれ子の事を考えてしまい、常時テレパシーを子に飛ばして思考をネガティブにさせる。愛のテレパシーも飛ばしてるから、子供は親を裏切れず親から逃げる事がてぎない。不完全なテレパシー技術だから、テレパシー相手を特定できない。複数の人の意識を受け取っているように感じ取り、集団ストーカーされていると思い込む


統合失調症の遺伝率が高いのは、元々親がテレパス能力があるからで、子に不完全な形の念を無意識に飛ばしてしまうから。
子もテレパス能力を遺伝してるから、テレパスを受け取りやすい。

統合失調症で集団ストーカーの症状が出るタイプは往々にして、知的水準が高い。特に国語能力に秀でていて、努力しなくとも、国語でよい点が取れる。
元々の力にテレパスがある為、無意識に人の感情を読み取ってしまい、その結果、人よりも多くの読解力を得てしまい国語能力が備わる。

母の解釈では、テレパス力を持つ者の祖先は宇宙人種であり、1万年前にDNA改変して地球へと降り立ち、人間に紛れて生活をした。DNA改変して、極端にまで国語能力をアップさせている。コミュニケーション力が高いから言語がなくても、人々の中で容易に生きれた。







母によれば、
父親は宇宙人種の血が濃いのだそう

宇宙人種の多くは遺伝子を過度に弄る事で能力をパワーアップさせている。力や体力、頭の回転が、早い。
しかし世代を重ねると、それらの力は弱くなる。単に弱くなるだけではない。1番パワーアップしていた先代が、社会的に成功しているから、後世は親の七光りかつ、決して親を超えられない。1万年前に始まった宇宙人の地球移住について人々は記憶を操作され、覚えている者は殆どいない。現代にその血を継いだ宇宙種達も人間として生きる為に後世に歴史を語らなかった。
現代の多くの宇宙種は、先人との能力差の原因に気付けないから、子孫に能力を期待して叶わずに失望する。ニートや引きこもりは問答無用で努力不足な人種だと、
評価する傾向にある。

私の父方の家系そのタイプなので、今の私が1番落ちこぼれ世代である。、父は必然的に私を落ちこぼれ扱いしていたし、父の親も父と私を落ちこぼれ扱いしていた。

世代を重ねると能力が弱まる問題について、特に大きな問題になっているのが、知的障害なのだそう。

頭の回転速度を引き上げる遺伝子操作は、次世代に引き継げない。たとえばIQ200の脳内神経配列は、全く無駄のない芸術的な物語の様な形をしている。同じ物語(パートナー)とまぐわうなら、問題ないが、一般人の様な普通の物語(パートナー)とまぐわうなら、次の世代の脳内はストーリーの辻褄が合わない様に、機能しない。
運が悪ければ一般的な人間より、IQは下になる。

アスペルガーや発達障害、自閉症系、それら全てが、先人が宇宙人種であった証拠なのらしいが、

その為、私もある程度、IQが低くなるリスクを背負っている。、二十歳の時の計測だと80だった。平均値が100で、軽度障害の判別ラインが60

つまり、私みたいな人々は、言葉を使ったコミュニケーションが下手になる。スピーチや人前で話をする力は純粋な人間の方が遥かに高い。言葉で人を動かす力を比較すると、0か1くらいの能力差がある。

母によれば私が小説家として大成できないのは、半分が宇宙種族の血族だからで言語力が乏しいから、らしい。

「小説はいくら書いても無駄になるから」と良く言われた。

確かに思うところはある。
村上春樹の作品や東野圭吾の作品等、凡そ有名どころの小説は良さが分からない。私の血は宇宙人寄りだから、人間言語とは相性が悪いのかもしれない。



神と創造主の話

母親の息子は神であるが本来の創造主は別にいる。

創造主は宇宙を作り、多様な生命体を生み出したが、副作用で悪魔を生み出してしまった。

悪魔は宇宙を破壊し、創造主を困らせたが、創造主には悪魔を殺す事も破壊する事も出来なかった。悪魔は強く、創造主さえも手を焼く存在であり、やっと悪魔は捕まえる事できたが、創造主一人では、悪魔を抑える事が出来なかった。

創造主は悪魔を縛る為の専用の惑星を作った。
惑星に24人の天使を作り、閉じ込め悪魔を押さえつけさせた。

天使も悪魔も魂がある生命体であり、その魂すらも惑星に閉じ込めたかった創造主は、魂の行き場となる空間も惑星の上に作った。

天使も悪魔も死ねば惑星の上で魂として存在する状態であるが、その世界は『あの世』の世界として、人には見えないし、干渉できない世界である。

悪魔も天使も死んで魂となっても、その存在は具現化された生命体のままだった。
悪魔は相変わらず悪で、天使達は悪魔におびえ、惑星に存在していた生命体に転生し悪魔から逃げ出した。
天使が逃げ出したため、悪魔を押さえつける天使がいなくなった。
押さえつけが無くなった悪魔は、いずれ宇宙へ飛び立つかもしれない。創造主は逃げおくれた天使の一人を悪魔と融合させて、動く事の出来ない木に変えた。

創造主が生み出した一本の木は、長い年月をかけて、副産物としてのリンゴがなる。そのリンゴは創造主の力の欠片の様なもので、決して食べてはいけない。、ひとかけらなら、食べても大丈夫だが、もし丸ごと食べたら創造主の力を手に入れ過ぎて力をコントロールできず、精神を崩壊させる。

悪魔は、リンゴを食べた。本来は動けない筈だったが、長い年月をかけて木がリンゴの養分を吸ったことで悪魔も天使も木から創造主のエネルギーを得た。手だけが動かせ、悪魔はリンゴをひとかけ食べた。創造主の力を得て木から分離した悪魔は、もっと力を欲っしてリンゴを丸ごと食べ、精神を崩壊させた。
悪魔はリンゴで得た力を使えば宇宙へと飛び出してまた悪さができる。しかし、創造主の大きな力を知った悪魔は、宇宙に出るのを諦め、地上の惑星でガマンする事にした。宇宙で派手な事をすれば創造主に気付かれかねない。悪魔は地上の生きる生命体に転生して、退屈を凌ごうとする。

悪魔は天上から逃げ出した天使を追い詰める為に地球人に転生した。
作品名:「親はデブと甲斐性なし」 作家名:西中