何行目で挫折したか教えて欲しい物語
だとしたら、もっと強いテレパシーなら、前世の前世を読み取れるかもしれない。
そう考えた天使はもっと深層にもぐりこむ。
凡そ2万年程の過去世が見えた。
ガッキー「俺も観たい。」
テンシに情報を送ってもらう。
ガッキー「俺の過去世はどうなの? みえる?」
見ながら
情報を送ってもらうと
ガッキーはパニック状態に陥りうずくまる
他人の記憶を見るのと、自分の記憶を見るのとではリアリティが違うように、自分の記憶は1つ思い出すと、芋ずる式に過去を思い出すことがある。
ガッキーがテンシから受け取った情報は、過去を芋ずる式に呼び起こすキッカケとなり、一度に多くを思い出したガッキーはしばらく放心状態に陥った。
言いかえれば、ガッキーの友人も来世で蘇り、テンシとテレパシーで情報交換すると、ガッキーと友達だった頃の記憶も蘇るから、また友達になれるかもしれない。
ガッキーはもっと深い過去見たいとお願いした。
耐えられる限界までみたい
10万年あたりかガッキーの限界だった。
そして、この前世記憶蘇り行為は、デッドワールドの流行になる。
参加者の中には2000億年前まで見えた人がいたという
その人は2000億年前にデッドワールドに来ていた。その頃のデッドワールドは今とは違い宇宙と物理的に繋がっていて、テンシたちは宇宙飛び回り自由に行き来していた。
その人は
そこでテンシの存在を見ていて、その頃のテンシはもっと沢山いて、宇宙人達と戦争をしていた。その人もデッドワールドを侵略する側だった。
その頃の宇宙人は裏切り者のテンシの力を借りていて、デッドワールドと科学技術の応用でテンシ達を圧倒したのだという。
テンシ達は敗北し消滅させられてしまった。
唯一生き残ったテンシは自らをデッドワールドと融合させることで、Monsterを生み出して侵入者を排除した。しかし、その代償で記憶と自我をうしなってしまったらしい、
テンシとはったい何なのか?
それを知るものは現時点ではいない。
しかし、ながら、ヒントはまだありそうだ
『遺跡と遺物』も謎も解かれていない。
特に遺跡については謎ばかり。
遺物は
念じた物に変形するアイテム
魂を来世に導くアイテム
テンシという名のアイテム
デッドワールドという資源
今後これらのアイテムは人々に応用され、世界を今より違ったものに変えていくだろう。
作品名:何行目で挫折したか教えて欲しい物語 作家名:西中