何行目で挫折したか教えて欲しい物語
デッドワールド内に発生するモンスターについては、テンシとは関係ないとされる。Monsterとは
「テンシに人を近づけなくするための防衛機構」
「魂が集合してモンスター化する」
の2つの仕組みを基に、デッドワールドかを侵略者のレベルに合わせて、彷徨う魂を融合させモンスターを生み出して攻撃を仕掛ける
テンシの力でデッドワールドの治安も地球の治安も一応の収束をした。宇宙人種に殺された人々の魂はデッドワールドの影響でMonster化しないように、テンシが選別し集めて保管している。
殺された人々の魂を改造すれば、この世界でヒトのように生きられる。
魂を改造する機械は既にデッドワールドにある。それは地球人が作ったものであるが、その機械はまだ機械的な構造物しか作れず、複雑な形である生物(ヒト)は作れない。
テンシは宇宙人達の技術に頼ればヒトを生み出せると信じている。
またテンシは宇宙人の技術で生身の人間を作り、魂を入れる器(肉体)にすれば生き返ることも可能だと推理している。
テンシが期待しているのは
宇宙人たちの技術を応用することらしくて、
なんのことかサッパリ俺にはわからないが、テンシはできる自信あるみたいで、様々な異星人をデッドワールドに呼び寄せコンタクトをとりはじめた。
しかし、なかなか上手くいかない
しかし、前向き
根拠がないのにいつも自信がある
元々デッドワールドにくる人間は死なない自負心がある者が多かった。根拠なき自信家がテンシと関わった為に、テンシの性格形成に大きく関わっているのかもしれない。定かではないが、ロマンチストな傾向は明らかにあるわけで……
ε=(・д・`*)ハァ…
「どしたら宇宙は平和になるんだろ?」
テンシは大きなため息をはいた
疲れた訳ではなさそうだが、イライラしている。物にやつ当たりしそうな感じになってる。
実際に八つ当たりしたら、大変な災害になりそうだ。
少しだけ慰めてみる
オツカレ ∧_∧
チャ━━(´∀`)━━ソ!
/ ヽ
/ 人 \\ 彡
⊂ノ ) ヽ⊃
/ 人 (
(_ノ (__)
ダメだこりゃ、テンシさん、白い目でこっち見てる
そうだよなぁ、真剣に人類を蘇えろうとしてくれてるもんな。俺の友達も死んでしまった訳だから、もっと深刻になるべきだよな。
ごめんなさい。テンシさん。俺が悪かっよ。
お詫びに肩を揉んであげる
かたい
鋼鉄の様に硬いぞ、この肩。
相当こってるぞこれ。
人の力じゃどうにもならんぞ
「ところでガッキーは、なんでこの世界でもニートしているの?」
(゜Д゜≡゜Д゜)エッナニナニ?
軽いパニック状態の俺。
「いや、だから、なぜ働かないのかなと」
まあ、話せば長くなるんだけど、
「良いよ。テレパシーつかわないで聞いてあげる」
長くなりそうなら、話(このストーリー)飛ばせばいいよ。
実はこの世界って、食べたり飲んだりしなくても生きていけるし、排泄しなくていいし、要するに働かなくても問題なくて、
まあ、そうなってるのは、こいういう仕様になるよう地球人が魂を改造したから、なんだけど
本来の純粋魂の形と、今の魂はちがってて、俺のオリジナル魂形はもうこの世界のどこにも存在しないんだけど
あれ? そもそも、どうやって、『 あの世』で意識を表現してるのだっけ?
「そうか! わかったぞ!」
テンシは突然なにかを閃いた様子
テンシの今までの解釈だとこう。
魂が特定の形になっている者のみが生きたままデッドワールドに入れる。デッドワールドで生前の意識と記憶を再現させ肉体を作り出すには、魂を『ある形』に削らないと、いけない。しかし、魂は削りすぎると、元の肉体のかたちに合わなくて生き帰れなくなる。それを防ぐため、魂を削ったりはせず、圧力を加え変形させて『ある形』を表現する。『ある形』は魂を圧縮して変形させた果てにあるもので、人間はその技術を開発した。
人間は地球上でそれをやってのけた。ならば、なぜ人間はデッドワールド内で、それができなかったのか? 理由は一つしかない。
デッドワールド内で人間を作るには、
本体と魂がそもそもセットで同期していていなければいけない。
地球上の生物などは、魂と体が同期しているからこそデッドワールドに入れる。それが正しいなら魂を別の器に入れ替えて、実験すればデッドワールドに来れなくて失敗するはず。
地球人たちのその仮説は正しくて、、一度死んだ者は2度と生き返れない。と結論づけた。
しかしながら、テンシは宇宙人たちを見て可能性に気づいた。
全く同じDNAを持った器に、魂をぶち込むなら、どうだろうか?
もし、デッドワールドをだませたら?
DNA操作に関しての宇宙人技術は
地球文明を遥かに超越していて、だからこそ、宇宙人種はデッドワールドが喉から手が出る程に欲しがった。
スペアの肉体を量産できる宇宙人なら、、肉体の一つが仮に壊れたとしても、スペアに魂を帰還できる。
(デッドワールドから帰還できる)
例えばデッドワールドにいる間に
もし戦争になって、リアルの肉体が死んでも、仲間の誰かがスペアを用意してさえすれば、生き返れる(肉体に戻ることができる)
宇宙人にとっては、デッドワールドを使うことで、より不死身的な存在になれる
このことは、宇宙人たちがデッドワールドに侵略してきた際に気付いたものであるが、課題として死んだ地球人を生き返らすには、そのDNAが必要となった。
しかし、かんばってみたものの、死体から得たDNAでは、完全性ある肉体を作るのは難しかった。DNAを復元するには、まるごとの本体が生きたままで必要だったからだ。
その為、テンシは地球人の蘇生にいきずまっていたのだが、
あることを閃き、実践した。
魂を来世に送り届けることを実行したのだ。
テンシにとっても、その確信はなった。この世界の異物の1つに、魂を消し去るアイテムがあったのだか、もし魂が消えたのではなく、来世の器に入り込むのなら、魂は宇宙のどこかに移動しているはずで、それを見つけて再会すれば、生き返らしたのと同じ意味になるのではとテンシは判断した。
あとはそれを実践するだけであり、
まずテンシは来世に行くかもしれない魂に、目立つ色をつけた。眩い程の光を放つ色をつけ、デッドワールドからそれを観測してみる。
やってみると、意外と簡単にできたらしくて
あとは異星人に頼んてを光る者を連れてきて貰うだけ
バブ゛ー(・o・` )ブー(・ε・` )
まだ赤ちゃんであるが、テンシはテレパシーで心が読める
はじめて抱く赤ちゃん、
なんの気なし心を読み取ったつもりだった。
その記憶は
驚いたことに、前世の記憶が脳の殆どを占めていた。
新たな発見である。
人は成長する過程で、忘れてしまうのかもしれない。
作品名:何行目で挫折したか教えて欲しい物語 作家名:西中