村上春樹な文体を真似してヤクザ小説を書いてみた。
無料で高価な覚醒剤が手にはいるものだからつい、
貧乏性が、原因で今こうしてるのね
覚醒剤つかったから、ハイになってるだ。だから、こんなくだらないことで、笑える。
そういえば
このままVRやったら、どうなるかな?
うひょーーーー!
やべぇ
この感覚は
初めての麻薬を体験したときの感動にそっくり。
もう逮捕とか、されても、どうでもいいや
これが味わえるなら逮捕されようが、口封じに狙撃とかされようが、どうでもいいや
12時間後〜
「やっべ、ものすげわ、疲れる!」
薬物副作用で池内は喪失感と
共に脳も体も疲れきっていた。
覚醒剤を使ってハイにならないと立つ気力もでない状態。
「こんな日は、仕事をサボって寝ていよう。昨日は働いたんだし、いいよね」
そんな考え方をしてたら、貯金貯まらないし、返済できないから、ずっとヤクザに縛られる。池内自身、その問題は意識
しているが、今は疲れてしまっていて、考える力を失っている。
池内の様な麻薬中毒者はたいてい、体力が回復したあと、またやりたくなる。体力があると、欲求も強くなるから、我慢できない
《魔法のマントを巡って殺戮について》
寺井が布教団体から、魔法のマントに関するメールを受けとった頃に、マサシも同じメールを受け取っていた。マサシは以前から、この魔法のマントの殺戮陰謀論を気にしていた。
マサシが推理するに布教団体に問い合わせる者は、いわば、魔法のマントを所有してる者の筈。マントを持つからこそ、身の安全が心配になって団体に連絡をとろうとする。犯人がこの団体なら、連絡をするとハッキング等されて、リアルの個人情報を取られ、殺され、レアアイテムを奪われるかもしれない。
マサシは屈強なヤクザたちの中でも臆病者な性格であり、物事を悲観的に考える癖があった。
とはいえ、マサシもナギの面倒を観るの忙しい。メールへの疑問は忘れ、日々の生活を過ごしていく
しかし、ある時から、マサシの心は変化した。人が変わった様になり、ナギを寄せ付けず、ナギの面倒は部下たちに放り投げるのだった
~事務所にて~
マサシ
「かしら! VRゲームやらない?」
コイツ正気なのか? 最近様子がおかしい。ゲームを断るとマサシは寺井を白い目でみた。
「どうしたの? かしら?」
どうかしていたのはコッチのセリフ
「あの、カシラはどうしてVRにハマったのですか?」
「理由? 面白いから?」
「いえ、そういうこと、ではなく。何がキッカケで、やり始めたのですか?」
寺井は過去を振り返ってみたが、思い出せなかった。
寺井は子供のころ恵まれてて、しかし、親が早くに死んで、親戚で肩身の狭い思いして
不良して
施設に入って不良して
VRの体験会をやってるのを街で見かけて、それに惚れて……
マサシ
「いえ、そういうこと、ではなく。何がキッカケで、やり始めたのですか?」
気持ちわり。何このゲーム馬鹿、いっそログインしたままネットからログアウトできなくなればいいのに。
ナギ
「あそぼー」
突然
ナギがVRをやりたいと言い出した。
泳ぎの練習がしたいらしい。
バーチャルの訓練は現実世界には繁栄しないのだが、まあ、VR中は大人しくなるから、やらせてみた寺井
ナギはスクール水着スタイルだった。小学生に上がったら着たかった服らしい。しかしキャラクターが大人系なので、わいせつなキャラにしか見えない。
男性プレイヤーの目を奪ってる。
ネットナンパ師なら、こういうとき、声かけて来るのだろうか?
試しにナギから、離れてみる
が、誰も近寄って来なかった。オンナの人が何人か近寄ってきて、一緒に戯れてるだけで……
どういうことだ?
次から付次へとオンナが集まってくるぞ?
プール一杯に女が入り込み。溢れ出そうだ。プールの水こぼれたぞ?
何かとてつもない珍事が起きてる。
水着を来た美女キャラが、その後もどんどん集まってきて、プールサイドに1000人くらい集まってきた。
ゲームとはいえ
プールは50mの競技用プールだったから
1000人も浸かることはできない。水が溢れてしまってナギが泳げなくなった。困った顔して戻ってくるナギ
水着美女達がナギの後をゾロゾロとついて来る。大名行列みたい
寺井はビビっていた。ナギがいきなり意味不明な大名行列を作ってるのだから、
~ナギの視点~
なにこの人達、みんなしてカラダじろじろ見てくるけど なんで?
美女:a「私らスクール水着愛好会なの、水着女子を見ると血が騒いじゃってね。ついつい こうして 親睦を深めにきちゃうの。」
ナギ「ちがさわぐ? しんぼく? 言葉がむずかいくて、わかんない」
美女「しんぼく、というのは、こうやって、相手のカラダヲ、そう、例えばこうやって、見つめるの」
美女aはナギの股間を見つめた
ナギ「……」
鼻息がかかるくらいに美女aはナギの股間やら髪の毛、胸、近くで見ている
ナギ「しんぼく、おもしろくない」
美女「じゃあ、血が騒ぐのを教えてあげる」
美女はナギをだっこした。髪の毛を、なでなでしている、
このゲームはプレイヤー間の触覚機能はないので、実際には触る感覚、触られた感覚はない。
美女はおもむろにナギに唇重ねた。。ナギは相手の顔で視界半分みえなくなる
「やめてください」
ナギは抵抗したけど、がっちりホールドされていた
「動けないんですけど、もうログアウトしていいですか?」
ナギは怒った顔をした。美女はそれを見て、ナギをおろして、
「ナギちゃんは、泳ぎの練習してるんだってね。わたし達のプライペートビーチに来てみない? あそこは広いから、水泳の練習にはいい感じよ?」
「おじさんも連れてっていいかな? かな?」
美女は微笑み
「いいわよ勿論。みんなでご挨拶に行きましょうか」
ナギは寺井の元へとかけよる。その後をスクール水着愛好会がついてくる……
「ナギ共々も、宜しくお願いします」
自衛隊式挨拶で迫力を出す寺井。美女に囲まれて嬉しいのだ。
美女
「まあ、よく来てくださいました。ではプライペートビーチに飛ぶので……」
一人の美女がそういうと寺井の体に触れて、テレポートした。
~ビーチにて~
ビーチは一面砂場で、見渡す限りの青い海。吹き抜ける空。照りつける太陽。
ゲームを進めると誰でも貰えるプライペート空間、そこでは泳いだりビーチにバレーしたり、アトラクションでマリンスポーツ等いろいろあったりする。
寺井たちが招待されたビーチでは美女1000人が集まっていて、、皆、思い思いに戯れている。
「皆さんどういう集まりなんですか? こんなにも沢山のパーティー組んでる人、初めて見ましたよ」
寺井の率直疑問であった。
「まあ、しいていうなら、女好きの集まり……かな」
あどけない表情で答えた美女、言葉を続けて
作品名:村上春樹な文体を真似してヤクザ小説を書いてみた。 作家名:西中