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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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L K 「SOSの子守唄」

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 ジェイは持っていたプラズマバッテリーを、地面に落としてしまった。それを牛が踏みつけて暴れている。
 純金のバッテリーケースは簡単に変形して、破れて穴が開いてしまった。
 私たちは走ってその場から逃げたけど、もう手遅れ。プラズマが放出されてしまった。
 重機に装填しようとしていたバッテリーにも、インフィニチオン連鎖反応が起こって、インフィニチウムが爆発した。
 青白い光が周囲を包み、私たちはそれに巻き込まれてしまった。


・・・再び静かになった。

 目を開けると牛が倒れている。

 ミュウは? 息をしていない!
「ミュウ! しっかりして! ミュウー!」
必死にミュウを抱きかかえ、起き上がった私は、周囲を見渡すと、キュウもジェイも倒れたままで動かない。

 ケイが、駆け寄って来た。
「エル! 大丈夫ですか?」
「私は大丈夫、でもみんな動かないの」
ケイは私の心配をしている。だけど私はケガをしていなかった。

 どうして私だけ無傷なの?