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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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L K 「SOSの子守唄」

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「エルは、怖くないの?」
「ええ、私は大丈夫よ。うふふ。もし怖かったら子守唄を聞いてもいいのよ。ジェイも機能停止する時、歌っていたわ」
「ジェイって?」
「兵隊さんのアンドロイドよ」
「SS3100が、そんなの歌うわけないよ」
キュウはいぶかしげに言った。
「あれ? 太陽系司令部からの指示が、削除されていないわね」
これにアクセスしているわ。確かにアッシュが削除すると言ったはず。うん? 何か別のコマンドが送信されているわ。このメッセージには、隠しファイルが添付されていたの?
[エル。ブラスターパックの設定修正を完了した]
「待ってちょうだい。こちらからも確認するから、待機して」
何のコマンドだったのか、調べる必要があるわ。やっぱり胸騒ぎが収まらない。

『ルルル、ルールールールルル。ルルル、ルールールー・・・』突然、キュウが子守唄をかけた。

  !!! 子守唄 !!!

『ルルル、ルールールールルル』

    これは、SOS!


 ジェイは、私の指示を最優先して機能停止してくれた。でも危険を感じて、私に知らせようとしてたんだわ。
・・・『俺たちにも、子守唄が必要だからさ』つまり、今の私たちに必要なのは、SOS!
 アッシュを中に入れてはダメだ。エアハッチを閉じないと!