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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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L K 「SOSの子守唄」

INDEX|34ページ/57ページ|

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「それと、この子供のキャスケット内から聞こえる音はSOSみたいだけど、ミュージックよね」
「そうです。大昔の娯楽の一つです。ルルル、ルールールールルル。モールス信号のSOSに似ていますが、この旋律は“子守唄”と呼ばれるものです」
「子守唄?」
「人間が子供を寝かせつける時に聞かせる、鎮静作用のあるミュージックです」
「人間の感情に働きかける音? この子は人間だから、きっと怖かったのね」
「いいえ、エル。それは違います。怖がってはいましたが、この男の子もアンドロイドです」
「どうして、子供のアンドロイドなんかがいるの?」
「この旅航中に、生まれたのです」
「アンドロイドが生まれる? どういう意味で言っているの?」
「文字通り、私たちから生まれた“セカンドロイド”です」

 私は驚いた。SS3200型には生殖機能も備わっているというのか。しかも、その子供には、感情があるらしい。
「でもセカンドロイドは皆、欠陥品です。その感情をコントロール出来ません」
「感情をコントロールするのは、難しいのよ。太陽系には、たくさんセカンドロイドが生まれているの?」
「私たちが出航する前には、ごく僅かの機体のみでしたが、以降の30年間にどれぐらい増えているかは、想像するしかありません」