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赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま 6話から10話まで

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赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま (9)
 芸者とはなんぞや・・・・

 芸者とはなんぞや・・・
まず小学校を出る。それから置屋と年季契約をする。
あとは、ひたすら、芸を磨く精進の日々。
清元や常磐津、義太夫などの三味線を弾き、唄いと舞の稽古に励み、
15歳で雛妓になる。
雛妓(すうぎ)は半人前の時代を指し、『半玉』とも呼ばれる。

 ここから頑張って7年間働く。
さらに1年間のお礼奉公を加えて、都合まる8年。
すべてが経過したところで、ようやく独り立ちが認められる。
「自前」の芸者として1本立ちし、置屋から独立した生活に入る。

 今風のキャバ嬢やコンパニオンのように、衣装とヘアを整えた瞬間から
仕事ができるという、安易な商売では決してない。
とまぁここまでは、戦前までの花柳界のお話。