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めるてるん
めるてるん
novelistID. 61535
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螺旋世界

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第四話「残りの一人」

「俺たちは今日泊まる宿でも探すか」
「うん。そうだね。」

「そういえばもう一人、日本人いるって言ってたけど...」
「あぁ、君は見てなかったんだっけ。物凄かったよ」

「なにが?」
「オーラが」

「オーラ?」
「うん。異様な雰囲気だった」

「へぇ」

そんなに凄いやつだったのか。オーラか。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

だんだん暗くなってきたな。そろそろ合流するか。

「「のあ、そろそろ合流するぞ」」
「「解散したところに来て」」

「「分かった」」

最初のところか、向こうに宿なんてあったかな。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あれ、3人いるのか?
のあと実花の他にもう1人誰かいるようだ。
すぐに2人の近くに走り寄った。

「あ、君は...」
「ん?知ってるのか?」

「さっき言った人だよ」
あぁ。でも、いうほどオーラなんて感じないけど。

「あはっ。知ってるなら話が早いね~」
「でも名前とか知らないでしょ~?自己紹介してあげるね~。僕の苗字は一(にのまえ)。君たちと同じ日本人だよ」
にのまえ?変わった苗字だな。

「さっき人が死んだアナウンスあったでしょ?それ僕のパーティーの人なんだけど~。。。」
ゾクッッ
背中をつららで撫でられたように悪寒が走る...

作品名:螺旋世界 作家名:めるてるん