螺旋世界
「それ、僕が殺したんだよね♪」
え。ってことは人殺し?
「楽しかったよ?馬鹿なんだもん。だってさ...」
「おいっ。お前俺たちに何の用だよ」
「あ、ごめんね。ついつい話がそれて」
「用なんて特にないよ。ただ今後会うことになったらよろしくっていうことを言っておこうと思ってさ」
「ほんとに。それだけか?」
「うん。それだけ」
急に雰囲気が穏やかになった感じがする。
「それじゃあね。蛍くん」ニコニコ
「え?」
なんで、俺の名前知ってるんだ?
そう言って一は消えていった。
「おいっ、のあ、実花、大丈夫か?」
「私たちは大丈夫なにもされてない。ただ蛍に会いたかったって言ってた。なんで名前知ってるのかは知らないけど」
「やっぱり名前知ってるのは不思議だよな」
「もともと地球で知り合いなんじゃない?」
「え、そんなことないと思うけど」
「ふーん。そう」
「今日は暗いし宿に行こう」
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「地球の方々ですね。宿代は無料になります」
「え、無料?」
「もちろんです。国を救ってもらうのですから」
「では、こちらになります」
それぞれ別の個室に案内された
「ふぅ。長かったような短かったような。やっと一息つける」
コンコンッッ
「あ、はーい」
ガチャッ
「あ、のあ。なんかあったか?」
「あの一って言う奴本当に気を付けたほうがいい」
「あぁ。そのつもりだ」
「それだけ。また、明日」
ガチャンッッ
のあの言うとおりだな。まぁいいや今日は寝るか。
もしかしたら本当は夢じゃないのか?だってこんなことありえないだろ。寝たら普通の朝になってるんだよ。
ははっありがちな夢だな。夢だ夢だ.........
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チュンチュンッッ
目の前には昨日寝る前に見た風景がある...
「クソッ夢じゃないのかよ...」