小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
めるてるん
めるてるん
novelistID. 61535
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

螺旋世界

INDEX|5ページ/8ページ|

次のページ前のページ
 


第三話「仲間」


次の部屋に入るとホールのような空間。壁にはいくつか扉があった。

「では、残りの人たちでパーティーをいくつか組んでください。ただしパーティーの人数の上限として六人までにしてください」

集団行動になるってことか。

「のあ、どうする?」
「私が話を聞いて回った時にいた日本人が少し残ってる」

「それならその人たちのところに行くか」
「えぇ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

日本人は自分たちを含めて5人いた。年齢は自分たちと同じぐらい...そういえばここにいる人たちって自分と年齢が近いような...

「同じ日本人として頑張ろうね~」

一人目は陽(ぴん)という人。結構気さくな人だ。

「のあちゃん。ちゃんって呼んでええ?」
「え、ちゃん付け?私ちゃん付けて呼ばれたことないんだけど」
「ええの。仲良くなるためやから」

二人目は実花(みか)。大阪弁を話す子。ちょっと子供っぽい。

で、もう一人日本人がいるらしいんだけど、その人は他の国の人たちと組んだらしい。

「気になってたんだけどさ。皆高校生?」

「私は高校二年生」
あ、のあって俺より一つ下だったんだ。

「うちも高校二年だよ。のあちゃん、いっしょやね」

「僕は高校三年生だよ」

「皆高校生だったのか。じゃあやっぱりここに呼ばれたのって全員高校生なのかな」
「そうかもね。でも今何かを解決しようとしてもできないんじゃないのかな」
「そうだな。今は、成り行きに任せるしかないよな」
やっぱり今何考えても無意味だよな。

作品名:螺旋世界 作家名:めるてるん