道化師 Part 1
一人ベットに置いてきた加納の事が何故か気にかかって仕方ない。バイト中もそうだ。思考の片隅に追いやったはずなのに、ふと気がつくとあいつのことを考えてる。何かを隠し持ってるような人間には近づきたくないと思うのに・・・苦々しい想いが俺を苛立たせる。
そんな俺を嘲る様に空のベットが俺を迎える。
「くそっ!!」
振り回すあいつに腹が立つのか、振り回されてる自分に腹が立つのか・・・・。
睡眠を取る為に布団を頭から被り、目を無理やり閉じる。悪夢を見そうだ。
作品名:道化師 Part 1 作家名:友紀