内臓をUSBで付け替えちゃえば?
端子の数が今の2倍。
それなら俺はどこまで進化できるんだ。
「では、取り付けますねぇ。
返品はできないのでご了承ください」
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「はい、終わりましたよぉ。
これで端子の数が2倍に増えました」
麻酔が切れて目を覚ますと手術は終わっていた。
「ありがとうございます!
さっそく、USB差してきます!!」
嬉しくなった俺は金を払って家に戻った。
買ったまま放置していた『第6感USB』を手に取る。
「えっと、新たに増えたUSB端子はっと……」
服を脱いで、姿見の前に立つ。
体のどこに端子が増えているかを確認した。
「えっ……」
自分の姿に持っていたUSBを落としてしまう。
たしかに、端子は2倍に増えていた。
でも、俺の背中には別の人間の体が癒着させられていた。
ガラスケースに横たわっていた人間が……。
作品名:内臓をUSBで付け替えちゃえば? 作家名:かなりえずき