ねとげ~たいむ外伝 ~in,lunry,story~
今のこいつは火属性だから氷属性は外せない、私は白と青の2つの刃を交差させながらモンスターに言った。
「名残惜しいけど、そろそろ終わらせてもらうね」
私は石畳を蹴って走り出した。
『ガアアアアっ!』
テラー・キマイラは口を大きく開けると紅蓮の炎を噴き出した。
私は燃え盛る炎を掻い潜り、懐目がけて間合いを詰めると攻撃コマンドを押した。
「はあああぁぁああ―――っ!」
今武器を2つ装備してるから私も2回攻撃が出来る。
まずバスター・ソードの一撃がテラー・キマイラの左肩から右わき腹までを切り裂くと腹部にアイス・ダガーが根元までめり込んだ。
『グギャアアアァァアアァ―――ッ!』
テラー・キマイラは断末魔を上げた。
途端切られた箇所や部位破壊により破損した箇所から黒い煙の様な物が噴き出した。
恐らく私の攻撃で致命傷を負い、魔鏡の魔力で引き出された私達の恐怖が維持できなくなったと…… まぁそんな所だろう。
たちまちテラー・キマイラは仰向けに倒れると大爆発、画面から消滅した。
作品名:ねとげ~たいむ外伝 ~in,lunry,story~ 作家名:kazuyuki