からっ風と、繭の郷の子守唄 第101話~105話
からっ風と、繭の郷の子守唄(102)
「子宮頸がんの症状と、その治療法について」
「子宮頸がんは、初期には全く症状が出ません。
そのため、自分で気づくことができません。
不正出血やおりものの増加、性交のときの出血などで気がついたときには、
すでにがんが進行しています。
進行してしまうと、子宮を摘出する手術が必要になることもあります。
妊娠や出産の可能性を失い、女性にとって心身ともに大きな負担になります。
まわりの臓器にがんが広がっている場合は、子宮だけでなく、
卵巣やリンパ節なども摘出しなければなりません。
遅れれば、命にかかわることになるのですから」
「初期の段階で、痛みや自覚症状がないというのは、他のがんと
まったく同じですね。
怖い病気なんですねぇ、子宮頸がんというやつは、先生・・・」
作品名:からっ風と、繭の郷の子守唄 第101話~105話 作家名:落合順平