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ひなた眞白
ひなた眞白
novelistID. 49014
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きっとすべてうまくいく 探偵奇談3.5

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よし、気持ちも入ったし稽古だ。着替えに向かおうとしたとき、玄関に誰かが現れる。

「…あの、すみません」

制服姿の女生徒だ。弓道部員ではない。ネクタイの色を見ると三年生だ。栗色のストレートヘアが柔らかく揺れている。

「弓道部に、須丸くんて、いますよね?」

瑞に用か?彼を振り返るが、こんなひと知らないよと言うように首を振った。

「わたし困っていて、あの、須丸くんって、幽霊とかが視えるって聞いたんですけど」

そっち方面の相談だろうか。

「えっと、俺どうしたらいいの?」

瑞が困ったように伊吹をつつく。

「俺に聴くなよ…」
「えー…」

女生徒の来訪は次なる事件への幕開けであった。
瑞が夢で聞いた警告が現実のものになることを、一同はまだ知らない。











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