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CROSS 第3話 『反逆者との交戦』

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「じゃあ誰だ!! もったいぶってないで教えろ!! あと
 、ステーションにあったはずの次世代艦はどうした!?」
「……日本軍の上層部の連中に聞いてみな。 奴らがよく知
 ってるぜ」
「上層部が?」
「そうだ。生きて帰ったら聞いてみたらいい! 俺たちが隠
 した次世代艦を見つけるのもな」

 アーチャーがそう言ったあと、すぐに通信が切れ、スクリ
ーンの画面は真っ暗になった。向こうが勝手に通信を切った
らしい。

   ドグーーーン!!!

 次の瞬間、さっきと同じ爆発音がし、また艦が揺れた。
だが、今回は全員すぐに身構えたため、誰も倒れなかった。

「艦の全員、持ち場につけ!!」

 少佐が、大声で艦の全員に艦内通信で呼びかけた。
「コンピューター! 戦闘モードに入れ!」
『了解しました』
すぐに、ブリッジの前面にあるフロントウィンドウが、特殊
金属でできた防御壁で覆われ、艦内にサイレンが鳴り響き、
艦内のライトが赤くなった。ブリッジが赤いライトで染まっ
た。
「椿! かまわんから攻撃しろ!」
「了解です!」
艦の火器管制主任である椿少尉が快く言った。さきほどの恐
ろしい顔はどこへやら……。
「佐世保は、敵の巡洋艦の情報を集めろ!」
「了解!」