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CROSS 第3話 『反逆者との交戦』

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「徹底的にやれ!」
「はい艦長!」
 改造ジムにはアーチャーが、標準ジムにはその部下が搭乗
していた。ちなみに、もう1機の爆発炎上した標準ジムにも
部下が乗っていた。

 特務艦の上面に左右に砲がある小型連射砲が現れた。連射
砲は、近くにいた標準ジムをロックオンすると、200?の
砲弾をモビルスーツに浴びせた。 あっという間にモビルス
ーツはボコボコになり、爆発炎上した。もう1機の改造ジム
にも攻撃をしようとしたが、1発目を発射する前に、改造ジ
ムは、また死角に入った。そして、再び、艦に向かって攻撃
をくわえ始めた。

『シールド、50%をきり、現在、42%です』

 コンピューターがそう告げると、その場が一瞬静まり返った。
「回避行動をとれ!!! 一旦、退くぞ!!!」
「了解!」
操舵主任のガリアが、目の前のコンピューターを操作し、特
務艦はゆっくり方向を変え始めた。

「逃がすか!!」
 アーチャーの改造ジムがレーザーライフルを連射する。す
でにエネルギーがかなり低下していると思われるシールドが
そのレーザーを弱々しく防御する。

「シールド、23%に低下。危険です」
 揺れが激しくなってきた。
「少佐! このままでは、逃げる前にシールドを破壊されて
 直接攻撃を食らいます!」
ガリアが機器にしがみつきながら言った。少佐は揺れに耐え
ながら少し考え、艦のコンピューターに向かって怒鳴った。
「コンピューター! 重力維持システムをオフにし、その分
 のエネルギーをシールドにまわせ!」
『了解しました。重力維持システムをオフにします。艦内にいる全員に告げます。艦内はただいまより、無重力状態になります。ご注意ください』