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第二章 サイドストーリーは突然に

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「リョ、リョウセイさん・・?
ええ!?、なんでこんなところにいるんです・・か?
いえ、いるの、、いや・・あの・そのぉ」

「ぷっ・・
何、言ってるの**子。あいかわらず、面白いリアクションだねぇ。
ね、さっきの・・ヒロキ君だっけ? 彼は君の彼氏?」

会うなりいきなり、質問がストレートすぎるよ。リョウセイさん!
「う・・え、あー・・」

「発声練習か?」
「違う!そうじゃなくて・・
いえ、うん。そう、今のは私の彼・・だよ。」

「ふぅ・・ん」
と店内にいる彼の方に視線を投げたあと
ふわっと席を立ってこちらにきたリョウセイさんは
なぜか、私の手をとり・・

「この指輪・・こないだつけていたのと違うだよね?
また新しいのを買ってもらったの?」

いきなり手をとられて、びっくりして手をひっこめた私

「え・・これは・・違うっ・・いえ・・
そ、そうだけど。。あの
でも!こないだつけていたの・・あの指輪は違うの・・
あれは私が自分で買ったものだったの!
だって誰にももらったことなかったんだもん指輪なんて!」

いきなりの再会に驚く間もなく
彼の矢継ぎばやな質問にしどろもどろになりながら
変なことを口走ってる私?

「え?何??」
と首を傾げるリョウセイさん

「だから、ね
こないだつけていた指輪は私が自分で買ったものだったの」
「え?」

「でも、これ・・は彼に・・
買ってもらったものだよ」

「さっきの彼に?」
「・・・うん。」

こくり・・と頷いた私

「なんで!なんであのとき言わなかったの」
だって!リョウセイさんが、言わせてくれなかったんじゃない!」

「・・え、そうだっけ?」
「・・そうです。」

そんなこと今、確認してどうする

「それで・・
今日はここで何をしていたんですか?リョウセイさん」
「ああ・・うん。 あのとき君に確かめに行くって言ったろ?
ちゃんと自分に自信を持ってがんばれてるか・・
あの時の撮影場所の近所に住んでるって聞いて
時間が出来ると時々ここに来てたんだ。」

「・・え」
「忘れちゃった?あの時僕が言ったこと」

「まさか・・本当に見に来るなんて!
フツー思わないよ!?」
「フツーじゃないか?」

あわわ・・
なんていったらいいの?
開いた口がふさがらない・・っていうか
もう!言葉が出なかった

「**子?」
振り返ると、そこにはヒロキが棒立ちに突っ立っていた

「ヒロキ・・」