ギブアンドテイク【前編】
出来上がった焼きうどんをテーブルに並べた。
「さんきゅ。にしてもまさかクラスまで同じとは思わなかったな」
「ねー。やっぱり前後だし」
「まー気楽でいいけど。いただきます」
一口食べて、うっま!といつものように騒ぐ高峰。
いや、だからそれ具材切ってうどんと焼いてソースぶっかけただけだから。
特別がんばって作るわけでもないんだからね。
「やっぱ滝本は料理だけは上手いわ」
「だけって、高峰もでしょ」
「ははっ!否定できねー」
ごちそうさん、と皿を持って立ち上がった彼は、台所で水を流し始めた。
相変わらず食べるの早いわ。
早食いなのにやせ型なのは、日頃の食生活がバカだからだ。
「なんで春休みだけでここまで荒れるんだよ」
「んー?なんでだろ」
「片付けしねーからだバカ」
片付けしてるわよ。
してるけど片付かないのよ。
「さんきゅ。にしてもまさかクラスまで同じとは思わなかったな」
「ねー。やっぱり前後だし」
「まー気楽でいいけど。いただきます」
一口食べて、うっま!といつものように騒ぐ高峰。
いや、だからそれ具材切ってうどんと焼いてソースぶっかけただけだから。
特別がんばって作るわけでもないんだからね。
「やっぱ滝本は料理だけは上手いわ」
「だけって、高峰もでしょ」
「ははっ!否定できねー」
ごちそうさん、と皿を持って立ち上がった彼は、台所で水を流し始めた。
相変わらず食べるの早いわ。
早食いなのにやせ型なのは、日頃の食生活がバカだからだ。
「なんで春休みだけでここまで荒れるんだよ」
「んー?なんでだろ」
「片付けしねーからだバカ」
片付けしてるわよ。
してるけど片付かないのよ。
作品名:ギブアンドテイク【前編】 作家名:かずさ