ギブアンドテイク【前編】
佐倉くんとは、まあ高校時代はメル友みたいなものだったけど、そこまで関わりもなかったと思う。
だからひっかかったのかな。
「片付け出来ないキャラってばれてたの?うわ、はずかしい」
「まあ見てたら分かるっていうか、高峰が手を焼くの見てたから」
「……なるほど」
高峰め。
おまえの餃子だけニラだらけにしてやる。
食べれるけど苦手と言っていたのを思い出して、残っていたニラを切りまくった。
「うわ、それどーすんの」
「そこのひとかたまりをニラ餃子にするの。高峰に食わせる」
「……悪意を感じるぞ」
悪意でしかないからいいんだもん。
作り終えたタイミングで、インターホンが鳴った。
運の悪いやつだなーはっはっはっ。
「はい、アイス。おまえどーせ結局チョコも食べたかったっていうんだろうと思って、チョコチップにした」
「……余計なことを」
「顔に出てるぞ」
なんでバレるんだ。
だからひっかかったのかな。
「片付け出来ないキャラってばれてたの?うわ、はずかしい」
「まあ見てたら分かるっていうか、高峰が手を焼くの見てたから」
「……なるほど」
高峰め。
おまえの餃子だけニラだらけにしてやる。
食べれるけど苦手と言っていたのを思い出して、残っていたニラを切りまくった。
「うわ、それどーすんの」
「そこのひとかたまりをニラ餃子にするの。高峰に食わせる」
「……悪意を感じるぞ」
悪意でしかないからいいんだもん。
作り終えたタイミングで、インターホンが鳴った。
運の悪いやつだなーはっはっはっ。
「はい、アイス。おまえどーせ結局チョコも食べたかったっていうんだろうと思って、チョコチップにした」
「……余計なことを」
「顔に出てるぞ」
なんでバレるんだ。
作品名:ギブアンドテイク【前編】 作家名:かずさ