小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ギブアンドテイク【前編】

INDEX|35ページ/48ページ|

次のページ前のページ
 
佐倉くんとは、まあ高校時代はメル友みたいなものだったけど、そこまで関わりもなかったと思う。

だからひっかかったのかな。


「片付け出来ないキャラってばれてたの?うわ、はずかしい」

「まあ見てたら分かるっていうか、高峰が手を焼くの見てたから」

「……なるほど」


高峰め。

おまえの餃子だけニラだらけにしてやる。

食べれるけど苦手と言っていたのを思い出して、残っていたニラを切りまくった。


「うわ、それどーすんの」

「そこのひとかたまりをニラ餃子にするの。高峰に食わせる」

「……悪意を感じるぞ」


悪意でしかないからいいんだもん。

作り終えたタイミングで、インターホンが鳴った。

運の悪いやつだなーはっはっはっ。


「はい、アイス。おまえどーせ結局チョコも食べたかったっていうんだろうと思って、チョコチップにした」

「……余計なことを」

「顔に出てるぞ」


なんでバレるんだ。