ギブアンドテイク【前編】
新入生歓迎ピクニック当日。
「うわーびみょーな天気っ!」
「楽しそうだな……」
「はははっ!あっ!これお弁当ねっ!」
リュックから出されたのは、ビニール袋に入れられた使い捨ての弁当箱。
いつぶりかわからないくらい久しぶりの手作り弁当に、自然と顔がほころぶ。
本当に作ってきたんだな。
「……ありがとう」
「いーえ!どっちみち自分の作るついでだしね。ーーそれに、作ったの食べてもらえるのもうれしいものよ」
「あ、お礼じゃねーけど、やる」
手を出せば、彼女は手のひらを出すから、その上にチョコレートを置いた。
「え、いいの?」
「いーよ。溶ける前に食えよ」
「うん!」
返事しながら、もう包みを解いている。
いやいや、はえーよ。
「うわーびみょーな天気っ!」
「楽しそうだな……」
「はははっ!あっ!これお弁当ねっ!」
リュックから出されたのは、ビニール袋に入れられた使い捨ての弁当箱。
いつぶりかわからないくらい久しぶりの手作り弁当に、自然と顔がほころぶ。
本当に作ってきたんだな。
「……ありがとう」
「いーえ!どっちみち自分の作るついでだしね。ーーそれに、作ったの食べてもらえるのもうれしいものよ」
「あ、お礼じゃねーけど、やる」
手を出せば、彼女は手のひらを出すから、その上にチョコレートを置いた。
「え、いいの?」
「いーよ。溶ける前に食えよ」
「うん!」
返事しながら、もう包みを解いている。
いやいや、はえーよ。
作品名:ギブアンドテイク【前編】 作家名:かずさ