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その日に茶封筒に入れられた課外手当が支給された。
真理子にとっては初めての事であった。
真理子は何でこのお金がもらえるのかと不思議に感じた。
40歳くらいの女の教科主任に訊ねた。
｢お給料の他にどうしてもらうのですか？」
｢決まってる事だから」
｢このお金どこから出るのですか」
｢たぶんPTA会費ね」
｢おかしいと感じないのですか」
｢そんなこと言われても知らないわよ」
教科主任は煩わしいと感じたのか部屋から出て行った。