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吉葉ひろし
吉葉ひろし
novelistID. 32011
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真理子の勇気

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夏休みとなり、進学校でもあることから、課外授業をすることになっていた。
私立高校なら既にエアコンの設備はされていたが、県立高校ではまだその予算は無かった。
真理子は注意はしていたが汗をかき肌が透けて見えるようになっていた。
流石に課外を受ける生徒たちは、その事に気がついても勉強に集中していた。
1番前の女子生徒がノートにメモ書きしてくれた。
「先生汗で肌が透けています」
真理子は慌てて
「少し自習して」
と言って更衣室で着替えた。
教室に戻り、生徒を見れば全員がタオルを首に巻いていた。
作品名:真理子の勇気 作家名:吉葉ひろし