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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第二十一話

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「さあ、体を入れ替えてもう少し感じさせてあげるよ」

ゆっくりと横に寝て最初のように向かい合って身体を重ねる。だらしなく開いた脚を彼は高く上に持ち上げて大きくクの字にさせられて閉脚した状態で突かれた。
そのまま横を向かされ彼は後ろ側に回ると横を向いた姿勢で腰を動かし時折上側の足を持ち上げて接合部分を確認しているかのようにしていた。

「貴子さん、感じてきたよ。一緒にイクよ・・・」

「あ~わたしもイキそう・・・激しくして・・・」

元の形に戻して私は野口と向かい合っていた。離れていた身体はくっつけられて彼の腰だけが前後に動く。
両手をお互いに組み合わせて頭の上にあげ、唇を重ねる。

「足を腰に巻いて・・・そう、より深く感じるだろう?」

「うん・・・もうダメ・・・イカせて・・・」

わたしは野口の腰に巻き付けた両足を強く引き寄せ腰を浮かせながら動きに合わせていた。こんなことが初めての事でも出来るのかと終わってから驚かされた。

子宮のたぶん入り口で強く感じていたから野口の大きくて長い男性がそうさせてくれたのだろうとこの時は思っていた。
終わってシーツが腰のあたりの部分で少し濡れていた。
野口はそれを見て少し笑って、

「貴子さんは感じると潮を吹くようだね」

そうつぶやいた。

「潮を吹く?」

「ああ、よく濡れるっていうこと」

「それってみんなそうなるの?」