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ゴウヤク~等 世界設定

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四方を炎が具現、固定化されたようなもので囲まれている『炎の街の城壁』。
新しい街ゆえに様々な物を吸収している。

『炎』の王宮は街南東部にある、高さは風の街ほど高くなく、地下もそれほど層がない建物。
『炎の街』復興後に作られた。
『火の街』時代に王宮だった箇所は街の南西部にあり、現在は火の街を炎に包んだ要因の一つである火山に半ば埋もれている。
街の核は旧王宮と呼ばれるほうに有るといわれる。



●その他町●
大陸でもっとも大きな町は前述の四大街(四大都市)。
規模は半分以下になるが大きな町は存在する。
それらは大概無族の者の町。

部族の者が大規模な集落を作る事は(大聖地以外)殆どない。





●呪われし血族●
過去、火の力を持って大陸を統べようと考えた一族の末裔。
精霊王よりその血に呪いをかけられている。
只でさえ繁殖能力が無族に比べると低い部族の者でありながら更に繁殖能力は低い。
呪いは幾種類かかけられているのだが一般的に知られているのは長寿。
肉体に流れる年月が普通の人間と異なり4〜5倍ほどといわれている。
最近は血も薄まってきていおり(”炎水水晶”第一部)、もっとも長かった時で5〜6倍ほどで有った。
現在は3〜4倍前後が一般的。
ただし、中には血の濃い者もいてやはり5倍前後の成長速が遅くなる。
成長過程で急に速度が変わることも有る。
戦部、語部、監部と分かれて隠れ里を形成し細々と暮らしていたが現在は監部は消滅している。
火(炎)の力が強い事でも有名。




●聖動力者・邪動力者●
どちらかの能力を有していればそれだけで力が強いことになる。
聖動力は清めの力も有しており、力を使用した対象に対してその力を付加することも出来る。
邪動力も同様。
生来持っているもので(特殊な場合有り、後述)、本人の意思とは関係ない。
その力を出すかどうかはコントロール可能。
可視できる場合、聖動力は清らかな気配を感じ、邪動力はおぞましい気配を感じる。

聖動力を持っているから本人の性格も良いとか、邪動力を持っているから性格が悪いとか言うことは無い。
しかし、邪動力者で性癖の良い者ならばその力を隠したいと思うもの。





●水晶●
二酸化珪素のことではなく、力の結晶体のことを言う。
二酸化珪素も水晶だが、可視できる場合外見が似ていると思われたため水晶と呼称されるようになった。
精霊の力の結晶化したもので、力だけでなく知識なども詰まっている。
コレを手に入れる(体内に取り込める)ことによって、それほど力の無い部族の者も力を得る事が出来る。
ただし、手に入れることが出来た場合のみだが。
失敗すれば良くて廃人か一生眠り続けたまま、最悪肉体も消滅してしまう。
また、自分と同属性の水晶しか手にすることが出来ない。

この水晶に聖動力や邪動力が宿っていた場合その力も得る事が出来る。
ただし生粋の者には劣る。






-----登場人物-----





●”炎の部族” ショウロウ●
漢字は文字化けするのでカタカナで表記。「火焦」「朧」。
仮に漢字を与えるとすれば(意味的には)焦朧。
簡略名:”炎の部族”呪われし血族戦部 聖動力者 ショウロウ
(本当は呪われし血族語部との半部族=ハーフ)
『炎水水晶』の主人公A。
漆黒の髪前髪の一房だけ赤く、眼光鋭く瞳も赤い三白眼。
漆黒の服、漆黒の外套、剣を帯びていて柄も鞘も柄も黒い刃は普通。
”炎水水晶”第一部登場時は71歳(?)。人間で言う14〜5歳。
小柄な少年だが、その身には様々な秘密を抱えている。
部族の者としての能力は高いのだが、主に剣を使用する。


『炎の英雄』『炎の救世主』と呼ばれる人物。
呪われし血族の者は幼い頃より呪いを制御するための訓練を受けるのだが、人一倍訓練してきたはずのショウロウが事情により呪いをコントロールできなくなった(難しくなった)。
そこで、その力を一度放出してみようとその父(ゴウヤク)が考え、『火の街』があった場所へ連れて行った。
その『火の街』の聖地の核が生きている事を知っていたゴウヤクは、それに対して炎の力を注ぎ続けるようにショウロウに命じ、三日三晩(以上)その力を核へ注ぎ込む事により城壁が復活、『炎の街』として世に現出(再現)した。
これにより、当時大陸中で炎の力が弱まっており大陸全体のバランスも崩れかけていたが復旧された。





●”水の部族” ビョウト●
漢字は文字化けするのでカタカナ表記。
『森』の木がすべて『水』になっている漢字に、『斗』
意味的に漢字を表記できるもので現すならば渺斗。
簡略名:”水の部族” 聖動力者 ビョウト
『炎水水晶』主人公B。
17歳の聖地巡礼中の青年。
外見は少し身長の高い美少女、というか”水の乙女”と呼ばれる存在。
”水の乙女”とはだいたい100年に一人くらいの割合で現れる”水の精霊”に最も愛されるの女性形の姿をした人物でそれだけで能力が高い。
水色の膝丈よりも長いボリューム有る髪に、青い瞳。
前髪で顔右半分を隠しているが、目立つ顔立ちを隠すため。逆効果になっている事に気付いていない。
全体的に白〜青い服を着ている。
本来の髪の長さは肩に届くか届かないか位で(前髪も額ほど)、それより先は”精霊の髪”と呼ばれる精霊の能力を付加した物体。
敬語使いで物腰は穏やかだが、一旦熱くなるととことん熱い。





●”炎の部族” ゴウヤク●
漢字は文字化けするのでカタカナ表記。
漢字は『ゴウヤクと愉快な仲間達』表紙に記載有り。
簡略名:”炎の部族”呪われし血族戦部 聖動力者 ゴウヤク
ショウロウの父。
漆黒の髪に前髪の一房だけ赤く、赤い瞳。
多少三白眼気味なのだがショウロウほど酷くない。
常に黒衣を纏っている。(単に炎の部族の伝統的衣服の主な色)
小柄で体型もショウロウに似ている。
実年齢は150〜170歳程(人間の30歳以上)になるはずなのだが、外見は20歳を超えたくらい。
父というより兄に見える。
多数秘密を持つ人。
ショウロウが幼い頃より旅に出ては戻ってくる生活を繰り返していたが、ショウロウの年齢が上がるにつれてその一回の旅の期間がながくなってきた。
火の聖地の核についてもその旅の中で知ったと思われる。
その他設定は追々。

ゴウヤクが登場する物語でもショウロウが登場していればすべて『炎水水晶』となる。




●無王●
精霊の束縛無き民の王。
『ゴウヤクと愉快な仲間達』の本当の主人公。
大陸で暮らす人々の願いにより具現化した存在。
王とは言うが存在は知られておらず、ただ大陸を放浪し時には助け、基本監視するだけの存在。
人間の間に生まれ、幼い頃に無王の魂が覚醒し年齢は様々だが家を出て旅を開始する。
特別な力はそんなにもっていない。



●”風と炎の半部族” コウジン●
『炎水水晶』登場人物。
漢字は文字化けするので…「皐羽」「迅」。
意味としては翔ける、迅。
簡略名:”風と炎の半部族” 聖動力者 コウジン
    又は ”風の部族” 聖動力者 コウジン
緑色の髪に前髪の一房だけ赤く、緑色の瞳。
衣服も大体緑系。
ゴウヤクの姉の子で、ショウロウの従兄。
作品名:ゴウヤク~等 世界設定 作家名:吉 朋