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てっしゅう
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「幸せの交換」 第七話

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わたしは恭子が何を言いたかったのかこれ以上知りたいとは思わなかった。それは自分が抱いている不満と一致する怖さを感じたからだ。

受付で話したクラスメートが登志子を連れてやってきた。

「登志子!待ってたのよ。こちら本郷さん。覚えてる?」

「貴子、ごめんね。こんな形でしか会えなくて・・・本郷さん?恭子さんよね。
久しぶり。ちょっと変わっちゃったね。人のこと言えないけど」

「登志子さん、登志子でいいわよね。あなたも少し変わったよ。昔は元気で明るかったのに。何かあったの?」

「うん、言えば長くなるけど・・・ねえ?同窓会が終わったら三人で飲みにゆかない?ゆっくりとそこで話したいから」

「それ、いいわね。貴子はどう?」

「うん、もちろんいいよ。今日はどこでも何時になっても息子が迎えに来てくれるから」

「へえ~仲いいのね。長男の事?」

「そうよ、恭子は帰りどうするの?」

「私は、タクシーかな。登志子は?」

「みんなでどこかに泊まりましょうよ。ここのホテルでもいいし。そうしない?」