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てっしゅう
てっしゅう
novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第七話

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「欲求不満?生活のことで?お金とか仕事とか?」

「じゃないよ。そのう、男と女のことでよ」

なんか溜まっている不満を見抜かれそうで一呼吸おいて返事をした。

「恭子は長く独身でいたからそう感じられたんじゃないの?」

「なら、貴子はご主人とは仲良くしているから不満はないと言うことなの?」

「不満は誰でもあるんじゃない?夜の事だけが不満じゃないと思うけど」

「それはそうね。でも一人になるとね何でも自分の自由に事が運べるから、家の事や子供たちの事、周りとの付き合いとかなんかもストレスが無くなったの。仕事もうまく見つかったし、慰謝料ももらっていたからそれほど心配はなかった」

「なら、今のほうが快適っていうことなの?」

「一つを除けばね。歳負ってきた両親の世話も心置きなく出来るし、これで子供が独立したら完全に一人暮らしになるから、もっと自由だけど、満足させられない部分があるんだよね。わかる?」

「恋愛?」

「そう、もっと具体的なこと・・・」

「具体的なこと?・・・そう」