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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第五話

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直樹は私をベッドに誘い、直ぐに覆いかぶさってきた。バスタオルを剥がされて生まれたままの姿になった私は覚悟を決めていた。足を大きく開かされたことでいよいよ来ると感じた。指で触られているので少し湿ってはいたみたいだけど、聞いていたような感じるという思いはしなかった。

女性は好きという思いが感じることになると何かで読んだ覚えがある。だとすると直樹のことは強く好きという気持ちになっていないと言うことなんだろうか。
一瞬の戸惑いが感じられたけど、すぐに直樹の堅くなった自身が挿入されてきた。
少し痛みを感じたけど、これは我慢しなければと思いじっとしていた。
声を出す余裕もなく息づかいだけ普段とは違っていた程度の状態で直樹と一つになった。

「貴子・・・きつくて気持ちいいよ・・・ダメだ・・・出る」

二、三回動かしただけで直樹は放出してしまった。
こんなものなのかと思ったが、初めてだからそうなんだろうと気持ちを落ち着かせていた。
新婚旅行中彼とのセックスはずっとそういう感じで終わっていた。

私はすぐに妊娠した。彼とのセックスも妊娠後は流産が怖くて、断るようになった。
結婚前に頼まれた口でしてほしいと言う行為はこの時から始まっていた。
正直あれを口の中に出されるのは好きではなかった。だから飲むことも出来ずにすぐにティッシュで拭っていた。
彼は飲んでほしかったのだろう。それが嬉しいように男性は感じるのだと後で知った。