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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第五話

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私たちは登志子たちと一緒に遊びに行ったり、食事をしたりしながら交際を続けて25歳の誕生日に結婚の約束をした。登志子たちはその前に結婚していた。
野口の実家がお金持ちだったので当時少なかったホテルでの豪華な披露宴が目に焼き付いていた。

直樹は両親に負担をかけたくないと総合結婚式場を選んで披露宴は行うことにした。
私たちは晴れて挙式を済ませて、翌日新婚旅行に向かうため都内のホテルで初夜を迎えた。
早めの食事を済ませて、お互いの両親と別れて二人でスイートルームに入った。
焦るように直樹は求めてきたが、シャワーを浴びてからにして欲しいと頼んだ。
子供はすぐに欲しかったので避妊はしないと彼に話した。

「今日は疲れたけど、おれたちの新しい生活が始まると思ったら元気いっぱいだよ。貴子も疲れただろう?」

「ううん、あなたと同じよ。早く赤ちゃん産んで家族で遊びに行きたいって思う」

「まだ早いよ。その前にすることしないと」

「待たせたのよね、ごめんなさいね。優しくしてね」

「ああ、もちろんだよ。さあ、おいで」