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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第四話

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しぶしぶ承知をして浴室に向かった。自宅の浴槽よりは一回り大きな縦長のスペースだったが、二人がゆったりとは入れるとは思えなかった。
先に直樹は裸になって入り、私はバスタオルを巻いて、髪を上げて入った。

「ダメだよ、タオル外して」

「明るいから無理」

「じゃあ電気消すよ。待ってて」

直樹は立ち上がって入り口に行き電気を消した。洗面台の蛍光灯がついていたのでうっすらと浴室内は明かりがさしていた。

「これならいいだろう?さあ、おいで」

覚悟を決めて私は後ろ向きでバスタオルをはがし、手で隠しながら直樹と一緒に浴槽に浸かった。身体はくっつく感じになっていた。

「綺麗じゃないの、貴子は。真っ白だね・・・肌が」

「恥ずかしいから見ないで・・・」

「何が恥ずかしんだよ。おれもう我慢できないぐらい大きくなっている」

そういうとすっと立って自分の男性を目の前に近づけてきた。
初めて見る直樹の、いや男性の直立したそれにもう鼓動が激しくなっていた。

「手で触って・・・」

そう言われた。
恐る恐る右手で握る。
かたい。

「やわらかい手だ。擦って・・・」

言われたとおりに握った手で前後に動かす。直樹のそれは時折ビクンと動く。