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てっしゅう
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novelistID. 29231
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「幸せの交換」 第四話

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「ねえ、貴子のもみたい。触らないから見せて」

「どこを?」

「足開いて見せてほしい」

「イヤ・・・」

「もっと興奮出来てすぐに出せそうなんだよ」

「イヤ・・・」

「わかったよ。じゃあ、早く擦って・・・」

言われたとおりに動かした。時折するっと抜けてやり直したけど、要領が少し解ってきた。
直樹の敏感な部分を集中して擦れるようになると、声が出るようになった。

「貴子・・・感じる・・・もう出るよ・・・」

そう言った後、湯船から浴室の床に向けて、白いものが勢いよく飛び出し、二度三度とはっきりと解る痕跡を残していた。
まだ擦っていたら、止めるように言われた。

「何だかすごい事した・・・自分が信じられない」

「そう、貴子は何も感じなかったの?」

「どういうこと?」

「いや、あそこが熱くなるとか、自分も感じたいとかだよ」

「直樹さんが気持ちよかったのなら、それでいいよ。でもこういう所へ来るのは今日だけにして。何だかズルズルと行きそうで嫌だから」

「ふ~ん、そういうものなんだ」

納得していないような表情で不満顔の直樹であったが、結婚してからは直樹より自分自身のセックスに対する気持ちが変わってゆく。